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兵庫県加古川市や高砂市で昨年5~7月、頭や腹を切られた猫やハトの死骸14体が相次いで見つかった
事件で、同県警加古川署などが「アライグマの仕業による可能性が高い」との見方を強めていることが2日、
分かった。獣医師による死骸の鑑定で、アライグマが歯でかみついたような痕が見つかったという。
同署によると、昨年5月、加古川市の民家の軒下で、右耳からあごを鋭利な刃物のようなもので切られた猫の
死骸が見つかった。以降、同市や高砂市で、頭部が切断されたり腹部が切り裂かれたりした猫11体、キジバト
2体の死骸が発見。同署は専従捜査班をつくり、動物愛護法違反などの疑いで捜査していた。
しかし、獣医師が一部の死骸を鑑定したところ、皮下に歯の痕のようなものが見つかった。アライグマの鋭い
犬歯でかまれると刃物で切られたようになるといい、同署は“アライグマの犯行”との見方を強め、専従捜査班も
解散した。
ただ、完全に断定したわけではなく、同署は引き続き注意を呼びかけている。
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