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電車内で女性の下着を盗撮したとして、大阪府迷惑防止条例違反罪で
罰金刑を受けた大阪地裁の華井俊樹裁判官（２８）を罷免するかどうかを決める裁判の初公判が１３日、
国会の裁判官弾劾裁判所（裁判長・谷川秀善参院議員）であり、華井裁判官は訴追内容を認めた。
その上で「愚かな行為で多くの方に迷惑を掛けた。深く反省している」と謝罪。
公判は即日結審した。判決は４月１０日。
国会の裁判官訴追委員会側は、華井裁判官が２０１１年春から少なくとも２０回の盗撮を繰り返したと指摘。
「事件は常習的な犯行の一環で、司法への国民の信頼を著しく損ねた」として罷免が相当との意見を述べた。
弁護側は「罷免されるほど重い犯罪には当たらない」として慎重な判断を求めた。
弾劾裁判が開かれたのは、部下の女性にストーカー行為をしたとして罷免された０８年の宇都宮地裁判事以来。
罷免判決が出れば７人目で、法曹資格を失う。
華井裁判官は昨年８月、通勤中の京阪線で、女性のスカート内をスマートフォンで動画撮影したとして逮捕され、
９月に罰金５０万円の略式命令を受けた。訴追委員会が１１月、弾劾裁判所に訴追していた。
［2013年3月13日20時37分］
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