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「横暴な店主の態度」
秀里 音子(学生 23歳 東京都)
最近。女性たちの間で、ラーメン屋への人気が高まっているという。実際、日本人はラーメン
好きであり、女性たちもその例に漏れない。ただ、これまでのラーメン屋はどこなく薄暗くて
小汚く不潔で、女性が気軽に立ち寄れるような場所ではなかった。そのイメージが徐々に改善
されてきて、女性の客足が伸びてきたということなのだろう。これは、店側にとっても女性客
にとっても、大変に好ましいことである。私が通っている大学の近所にも、味が良くて評判の
ラーメン屋があると耳にして、早速、女性の友人たちと連れ立って、昼食時に行ってみること
にした。なるほど、噂は本当らしく、店の外にも大勢の行列が出来ていた。そこは女性の特権
で、男の待ち客など無視して、先に入店することが出来た。店内も思った以上に清潔で、注文
したラーメンの味も予想以上に美味しく、一緒に来た友人たちとも会話が弾んだ。だが、そこ
で思わぬ水を注された。その店の店主と思しき男に、外で待っている客が迷惑するから、口を
動かさずに箸を動かせと、筋違いのクレームを受けたのだ。これで、それまでの楽しい気分が
いっぺんに台無しになった。せっかくの貴重な女性客に、何という横暴な態度をとるのだろう
か。これだから、男が経営する店は嫌いだ。女性客への配慮がなっていない。女性にとっての
ランチタイムとは、食事をしながら会話も楽しみ、お互いのコミュニケーションを深める為の
貴重な時間だ。ただ食欲を満たすだけで、味もろくに分からない低能な男どもとは違うのだ。
欲得ずくの店側や待っている男客の都合など、女性客にとっては全く無関係の話であり、それ
よりも女性たちの楽しい時間の方が重要である。いまでは、外食産業は女性客に頼らなくては
成り立たない時代だ。今回のラーメン屋だけに限らず、全ての外食店に女性客への快適な時間
を提供する必要があるだろう。