13/01/19 14:39:03.99 0
警察庁が17日に公表した自殺統計(速報値、発見地ベース)によると、
山梨県内の12年の自殺者数は278人(前年比34人減)と、
11年ぶりに300人を下回った。
一方、県内の人口10万人あたりの自殺者数(自殺死亡率)は32・4人と
6年連続でワースト1だった。全国平均は21・7人。
県内での自殺者は02年以降、300人を超える状況が続いていたが、
10年以降は3年連続で減少。
県に記録が残る98年以降で最多だった06年(376人)と比べると、約100人減った。
全国の12年の自殺者数も15年ぶりに3万人を下回っている。
一方、県内の自殺死亡率は11年の36・4人より減ったが、依然として全国で最も高い。
県外居住者の自殺が多い青木ケ原樹海など「ハイリスク地」の存在が要因とみられる。
山梨県に次いで高いのは新潟県で29・6人、秋田県が29・3人と続く。
少ないのは京都府17・6人、香川県17・7人、神奈川県17・9人などだった。
県内の自殺防止対策として、青木ケ原樹海周辺では地元自治体などが08年に
「いのちをつなぐ青木ケ原ネットワーク会議」を結成。
水際で自殺を防ごうと、地元住民らの声掛け活動や、
樹海のイメージアップに向けた散策イベントなど地道な活動を続けている。
また、県は昨年9月、行政や市民を挙げて取り組む「県自殺防止対策行動指針」を作成。
樹海内の県有地では自殺を助長する恐れのある映画やテレビ番組のロケを制限することも初めて明文化した。
県障害福祉課の担当者は
「県内自殺者が300人を下回ったのは、地道な取り組みも要因ではないか。
行動指針に基づき、対策をさらに推進していきたい」
と話している。
URLリンク(mainichi.jp)