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覚せい剤事件の捜査に関連し、虚偽の供述調書を作成したとして、兵庫県警捜査２課は１２日、虚偽有印公文書作成の疑いで、
社署地域課警部補の常深（つねみ）洋蔵容疑者（５２）＝三木市岩宮＝と同署刑事課巡査部長の松本和也容疑者（３３）＝神戸市北区藤原台中町７、
不動産仲介業の後藤新平容疑者（４５）＝同区有野中町４＝を逮捕。１３日未明に建設業の洪幸大容疑者（４２）＝住所不詳＝を再逮捕した。
常深、松本容疑者は容疑を認め、洪容疑者は黙秘。後藤容疑者は一部認めているが、「よく分からない」などと話しているという。
逮捕容疑は、４人は共謀して２０１１年１２月、覚せい剤などを所持している関係者を目撃した、とする供述調書１通を作成する際、
目撃時期を捏造（ねつぞう）した疑い。
常深容疑者は捏造したとされる調書を基に、家宅捜索しようとした疑いも出ているが、「令状を請求するつもりはなかった」と供述している。
常深容疑者は１１年９月に社署へ異動するまで、暴力団の捜査などを担当する県警本部組織犯罪対策課に勤務。
県警は、常深容疑者が、虚偽の調書を作成した動機を慎重に調べている。
捜査関係者によると、常深容疑者は、洪容疑者らから飲食店や風俗店で繰り返し接待を受けていたとの情報があるほか、
捜査以外の目的で車の所有者を照会し、得られた情報などを漏らしたという地方公務員法（守秘義務）違反の疑いも浮上しており、捜査２課が調べている。
洪容疑者は昨年１０月、知人の無職女（５６）と共謀し、女が神戸市内に居住していると偽り、生活保護費１０１万円を不正受給したとして、
詐欺容疑で県警に逮捕され、神戸地検に起訴されている。
ソース：神戸新聞
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