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ふくしま共同診療所を開院 福島診療所建設委員会事務局長 渡辺 馨
被災・被曝から子どもたちの命と健康を守る拠点つくる
全国のみなさん! とてもうれしいお知らせです。
12月1日、JR福島駅西口に念願の「ふくしま共同診療所」をついに開院しました。
子どもたちを放射能から守りたい、という福島の人びとの切実な願いと全国の
人びとの熱い思いがつながった、この1年間の奮闘の結晶です。
「ふくしま共同診療所」という名前のとおり、労働者・市民・住民、そして医師、
スタッフが忌憚(きたん)なく意見を出し合って共同でつくる診療所です。被災・
被曝から子どもたちの命を守り、労働者・生活者のための医療を取り戻す
診療所です。自然医学・予防医学も取り入れながら、今の福島の中で
人間本来の生きる力を取り戻し、被災・被曝と向き合って福島で生き抜くための、
心と闘いのよりどころです。全国の避難と保養のネットワークの現地拠点としても
期待されていることは言うまでもありません。
私たちは「福島の子どもたちの命を本気で守りたい」という一点で、福島の
人たちと県内外の医師とともに福島診療所建設委員会を結成しました。そして
「福島の子どもたちの命と健康を守ろう。福島で生き抜くための診療所をつくろう」
をスローガンに全国・全世界に呼びかけて、福島診療所建設基金運動を進めて
きました。
この1年間、労働者・市民・住民が力を合わせて、さまざまな妨害に打ち勝って
ここまでこぎつけました。約1千人のみなさんから、4千万円近くもの支援が
寄せられました。本当にありがとうございます。この場をお借りしてあらためて
お礼申し上げます。
マスコミも「募金診療所が開院」と大きく報じました。まさにその通り労働者・
市民が自力でかちとった診療所です。
診療所開院に先立って11月23日に行われた見学会と開院記念レセプションには、
県内、全国からたくさんの人が集まってくれました。診療所の見学会には
ご近所の住民や、二本松・郡山など県内各地から多くの人に参加して
いただきました。参加者から「これは福島の子どもたちの希望の診療所ですね」
と自然に出てきた言葉に、本当に心から待ち望まれていたんだなと、あらためて
実感しました。
多くの人たちが避難したくてもできない中、放射線被害も被曝の危険性もまったく
ないようなデマが執拗(しつよう)に流されています。
しかし現実には、18才以下の福島の子どもたちへの甲状腺検査では、
4割を超えて結節(しこり)やのう胞などの症状が現れています。この状況に、
「ミスター100㍉シーベルト」の異名をとる福島県立医大副学長・山下俊一らは、
県内の医療機関に県立医大以外では独自の甲状腺検査をさせないように圧力を
かけています。さらに県民健康管理調査・甲状腺調査の検討委員会では
「原発事故との因果関係はない」という結論ありきのシナリオまでつくっていたことが
明るみに出ました。ふくしま共同診療所はこうした現実と向き合っていく「前線基地」
です。
(続きは>>2-)
ソース:前進(中核派の機関紙)
URLリンク(www.zenshin.org)
朝日新聞デジタル:福島駅近くに「共同診療所」 市民の募金で開院 - 地域
URLリンク(www.asahi.com)