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奈良市職員に業務上横領や背任など不祥事が相次いだことを受け、市から調査を委託された
弁護士３人が９日、職員がタイムカードでうその勤務時間を報告し、残業手当を受給するなど
の不正に関わった可能性が複数見つかったと発表した。人数は明らかにしていない。
市長の職務命令で５月に実施した職員アンケートを基に３人が聞き取り調査などをした結果、
判明。ほかにも「職員が講演会で講師をした謝礼として、担当部署がビール券を受け取った」
などの回答があったという。
弁護士は、不正の疑いがあると通報された本人には聴取しておらず「誤りや虚偽が混在して
いる可能性もある」としており、市が今後、追加調査する。
アンケートは全職員３０４６人のうち２７７８人（うち無記名２９人）が回答。
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