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「国が燃える」は日本人漫画家・本宮 ひろ志が日本軍の中国侵略戦争をテーマとした作品である。
本宮氏は、
「『国が燃える』はその名のとおり、日本が侵略戦争を始め、戦火を蔓延させ、
人々が苦難に満ちた生活状態になる様子を描いている。
多くの人は国家の意志だからと苦難をなめ、しまいには命まで失った。
なぜ、そのような戦争がおこったのだろうかと思い、
1人の日本人、1人の漫画家として、どうしても描かずにいられなかった。」
といっている。
この考えに基づき、本宮氏は作品の中で、日本軍が中国で行った様々な暴行を真実に迫った迫力でえがき、
当時の日本の植民地政策、満州国の「建国」と日本軍の侵略行為などについて、はっきりと否定している。
本宮氏はこの作品を「21世紀に生きる日本人に捧げる歴史読み物」として、
すべての日本人が歴史を正視し、戦争を反省してほしいという。
マンガの中で、本宮氏は特に個人の戦争における責任問題を強調し、
「自分がやったこと、すべての責任をもつ」ことを要求し、
日本が当時行った侵略行為に責任取るべきであるとと暗示している。
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