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Ｑ．中国各地の反日デモ騒ぎを日本に留学中の中国人学生はどう見ている？
Ａ．一握りの不満を持った人たちの行動という見方もあるようです。
昨年の統計で大学および大学院に留学中の中国人学生は約８万８０００人（日本学生支援機構まとめ）。
彼らのホンネを総括するのはとても無理ですが、都内の中堅私立大学で教授をしている友人２人に聞いてみました。
Ａ教授の大学院ゼミに在籍する中国からの留学生は１０人。破壊、略奪行為が目にあまるデモを見て、
全員が「絶対、賛成できない」といったそうです。「あれは一握りの不満を持った人たち。一定レベルの同胞は
あんな行動を支持していません」
別な大学のＢ教授によると、「講義を受ける留学生の多くが愛国教育のせいか、中国政府の主張がどこまでも正しい、
と思いこんでいるようです」という。歴史教育の影響力を思い知らされているそうです。もっとも、学生の知識レベルによって
反応が違ってくるはず。Ａ教授ゼミの学生たちは勉学に熱心で、同じゼミの日本人学生より向上心も旺盛だとか。
いずれにせよ、こうした二つの反応が中国人留学生のホンネなのでは。
ところが、Ａ教授ゼミの留学生が逆に日本人学生に問いかけた時です。「尖閣諸島が日本領土と信じるならば、
どうして君たちは日本でデモを起こさないのか。中国の荒れたデモに抗議する意味でも」。日本人学生の反応は沈黙。
そこに別の問題が潜んでいる、と教えられたそうです。
そーす YOMIURI ONLINE
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