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韓国、自衛艦寄港を拒否 PSI訓練 日本側「きわめて非礼」
産経新聞 9月25日(火)7時55分配信
【ソウル=黒田勝弘】
韓国南部海域で近く実施される大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)訓練の際、
韓国が予定されていた日本の自衛艦の釜山港寄港を拒否したことが24日、分かった。
日韓関係悪化に伴う国内的配慮とみられるが、日本側は「多国間訓練の主催国としてきわめて非礼」
(ソウルの日本大使館筋)と不快感を隠していない。
今回の訓練は日韓米豪の4カ国が参加し26、27日、釜山沖で行われる。
日本からは海上自衛隊の護衛艦1隻とP3C哨戒機1機などが参加するが、韓国側は直前になって
当初、予定にあった護衛艦の釜山寄港を断ってきた。
関係筋によると、日本側は強く抗議したが、韓国側は「諸般の事情」を理由にOKせず
一時は日本不参加の可能性もあった。結局、米国の取りなしで自衛艦の釜山寄港が必要ないよう
訓練のシナリオを修正し、実施にこぎつけたという。
PSI訓練は核やミサイルなど大量破壊兵器拡散防止のため疑惑船舶に対し空海一体で捜索、
検挙、制圧の訓練を行うもの。韓国での実施は2010年に次いで2回目だが、
前回は自衛艦の寄港は行われている。
韓国軍は近年、竹島(韓国名・独島)について軍事的に「独島守護」を強調するなど
反日世論を意識した動きが目立つ。またサッカーなどで日本の応援団の「旭日旗」を
軍国主義復活と非難する声が多く、「旭日旗を艦旗にした自衛艦の寄港に過剰に敏感になったのでは」(同筋)
との見方もある。
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