12/09/15 23:54:10.97 0
李大統領が竹島に不法上陸したのも、香港活動家が尖閣に上陸したのも、
日本とアメリカの関係がよくないところに付け込まれたのだ。
日本とアメリカの関係がよくない、だから日本に対して多少変なことをしても
アメリカは文句を言わないだろう、と思わせてしまったのだ。
先日、僕は民主党の幹部と話した。
そして、竹島の問題については、アメリカに仲裁してもらうようにいってはどうかと提案してみた。
それに対して幹部は、
「いまアメリカとの関係は悪い。鳩山さんが無茶苦茶にしてしまった」
と答えたのだ。
自民党が長年にわたって築き、保ってきたパイプを民主党はいとも簡単にぶち壊してしまった。
ここに問題のすべてがあるのだ。
かつて日本と韓国の間のパイプを持っていたのは、竹下登さんだった。
彼は1990年から10年間、日韓議員連盟の会長を務めた。
その竹下さんのパイプを引き継いだのが、野中広務さんだった。
日本と中国のパイプは、まず田中角栄さんが築き、その後に大平正芳さんが継いだ。
そして、最後は野中さんへと引き継がれていった。
ロシアとの関係は、いまも森喜朗さんが持っている。
一方、民主党はどうか。
パイプを作ることはできていない。
国と国との間のパイプを作るには、何年もの時間がかかるものだ。
日本が持っていたパイプを民主党は、いとも簡単にぶち壊した。これは重大な失策であろう。
そもそも民主党は、外交というものを知らずに政権をとった。
それまで野党だったのだから、政権交代当初は仕方なかっただろう。
だが3年を過ぎたいまになっても、まだ何もできていないのだ。
民主党も自民党も代表選が目前に迫っている。
しかし、外交が焦点となることはほとんどない。
外交を知らないリーダーに国の舵取りを任せることはできない。
誰がふさわしいリーダーなのか。そういう視点でも、僕は見ていきたいと思う。
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