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13日午前8時45分ごろ、西宮伸一駐中国大使(60)が東京都渋谷区松濤の自宅
近くの路上で倒れて意識不明となり、都内の病院に救急搬送された。警視庁渋谷署によ
ると、病気が原因で事件性はないとみている。
西宮氏は、民間出身の丹羽宇一郎氏の後任として11日付で駐中国大使に就任したば
かりで、10月に赴任する予定で国内で準備を進めていた。
同署によると、通行人の女性が「男性がうつぶせの状態で倒れている」と110番通
報があった。女性は直前まで西宮大使が1人で立っているのを見ていたという。西宮大
使は上下スーツ姿で、出勤途中だったとみられる。
西宮氏は直前までは、次官級と位置付けられる経済担当外務審議官としてアジア太平
洋経済協力会議(APEC)首脳会議や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉へ
の日本参加をめぐる対米など各国との調整を担当し、ロシア・ウラジオストクで今
月8、9日に開かれたAPECの際の野田佳彦首相と胡錦濤国家主席の日中首脳による
非公式会談にも立ち会った。
外務省によると、大使は通常発令後40日以内に前任の大使から国内で引き継ぎを受
けた後に着任するという。
現場近くを通りかかった男性会社員(40)は「救急車や消防車が止まっていて、
路上に倒れた男性に救急隊員が心臓マッサージをしているのが見えた」などと話した。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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