朝日新聞「戦没者を静かに追悼する8月が歴史をめぐるかまびすしい論争の季節になったのはいつからだろうか」at DQNPLUS
朝日新聞「戦没者を静かに追悼する8月が歴史をめぐるかまびすしい論争の季節になったのはいつからだろうか」 - 暇つぶし2ch1:ケツすべりφ ★
12/08/15 06:27:12.06 0
戦没者を静かに追悼する8月が、歴史をめぐるかまびすしい論争の季節になったのは、
いつからだろうか。

 かつては日本の首相による靖国神社参拝が、近隣諸国の批判を呼んだ。終戦から
67年のこの夏、今度は隣国から新たな火種が投げ入れられた。

 「独島(トクト=日本名・竹島)は私たちの領土であり、命をかけ守らねばならない」

 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が、日本と領有権争いのある竹島に
大統領として初めて上陸したのは先週のことだ。

 きのうはさらに天皇訪韓の可能性に触れ、「独立運動で亡くなった方々を訪ね、
心から謝るなら来なさいと(日本側に)言った」と語った。

 大統領の行動や発言の真意は不明だ。

 韓国併合や旧日本軍の慰安婦問題をめぐり、韓国内には根強い対日批判がある。
日本の植民地支配からの解放を祝う15日の「光復節」を前に、そうした世論に
火をつけようとしているとしたら危険このうえない。

■外を向く不満の矛先

 東シナ海には、別の火種もある。日本と中国が角を突き合わせる尖閣諸島だ。
中国の監視船が繰り返し日本の領海に侵入し、緊張が続く。

 中国も歴史には熱い。とくに抗日戦の過去を美化する愛国教育を受けた世代が、
中国の大国化に自信をつけ、ナショナリズムの温度を上げている。

 一見波高い東アジアだが、足元には異なる風景も広がる。

 日中韓は経済的に深く結びつき、多くの観光客が互いを行き来している。
韓流ドラマが日本のテレビで放映されない日はないし、日本製アニメや大衆文化は
中韓に浸透している。お互いに安定した関係を必要としているのだ。

 ところが、歴史や領土となると、とたんにいがみ合う。

 それを加速させているのが、グローバル化の進展だ。ヒトやカネが国境を越えて
行き交う時代には、競争の激化や格差の拡大を前に、一国単位の政治は限界がある。
手詰まりになった政治家たちが、人々の不満の矛先を「外」に向けようとする。

 国境を低くするはずのグローバル化の進展が、ナショナリズムを刺激する逆説である。
>>2~続く)


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