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米ラックランド空軍基地の教官、ルイス・ウォーカー３等軍曹が２１日、１０人の女性訓練生に対する性的暴力
などで懲役２０年の実刑判決を受けた。同空軍基地では少なくとも３１人の女性訓練兵に対する性的違法行為で
同３等軍曹を含む１２人が取り調べを受けるなど、一大スキャンダルに発展している。
ウォーカー３等軍曹は、勤務先のテキサス州サンアントニオにあるラックランド空軍基地で複数の女性訓練生に
性的虐待を行った罪で起訴された。ウォーカー軍曹は下士官で最も下の階級に格下げされた上で、不名誉除隊処分
となるという。
ラックランド空軍基地では、少なくとも３１人の女性訓練兵に対する性的違法行為でウォーカー軍曹など１２人の
教官が取り調べを受けており、これまでにウォーカー軍曹を含む６人が起訴されている。
同空軍基地では、ピーター・ベガマルドナド３等軍曹が司法取引に応じ、訓練生との不適切な関係を認めた上で、
懲役９０日、３０日間の重労働、降給・降格の判決を受けた。ベガマルドナド３等軍曹は司法取引に従い、起訴
された他の２人の指導員に対する証言を行った。また同軍曹は他に１０人の訓練生と不適切な関係を持ったことも
明らかにした。
米国防総省は昨年、省全体で３０００件以上の性的暴力事件を記録しており、パネッタ米国防長官は４月、性的
暴行容疑の調査、起訴を行うための特別部門を開設する計画を発表した。
URLﾘﾝｸ(www.cnn.co.jp)