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<刃渡り6センチ以上は銃刀法で検挙も>
渋谷駅で53歳の新聞配達員がナイフで刺された事件。逮捕された渡辺知宏容疑者(32)は凶器のサバイバ
ルナイフについて「今年1月ごろ護身用として買い、日ごろから持ち歩いていた」と供述している。ナイフは刃
渡り30センチだった。
サバイバルナイフは軍用に作られたもので、柄の内部に釣り糸やマッチなどを収納できるという特徴がある。
若いころ映画「ランボー」で見た人も多いだろう。
「通販だと500円の中国製から買え、日本製だと最低3万円。ショップでは1万5000~2万円が人気価格
帯です。職人の手作り品は100万円単位。マニアの年齢は20~70代と幅が広く、数千本を所持するお年寄
りもいる。ほとんどの人は自宅に飾って楽しんでいます。今回の事件はマニアと販売店にとって迷惑です」(都
内のナイフ店店長)
銃刀法は正当な理由もなく刃渡り6センチ以上の刃物を持ち歩くことを禁じている。繁華街の裏道で警官が若
者のカバンの中身をチェックする光景を目にするが、その目的のひとつは刃物の有無を調べることだ。実際、ナ
イフ所持で逮捕されるケースもあり、今年3月には大手新聞社の記者が刃渡り7.9センチのナイフを持ってい
たため、横浜の路上で検挙された。
ナイフの携行者が絶えないのはなぜなのか。若者の流行に詳しいジャーナリストの赤木太陽氏が言う。
「ナイフの流行は97年に放送された木村拓哉のドラマ『ギフト』からです。キムタクがバタフライナイフを持っ
ている姿がカッコいいと評判になり、サバイバルナイフも流行。そのブームがいまも続いています。ナイフを持
ち歩くのは20~30代の男性が大半で、“街が物騒だから”という理由が大きい。渋谷や池袋、秋葉原はチン
ピラによる恐喝がけっこう起きているため、“襲われたときにナイフで撃退しよう”と考えるのです。このほか、
せっかく買ったのだから持ち歩いて満足感を得たいという人もいます。多くは気の弱い、ひ弱な男性です」
捕まった渡辺も気弱な性格だったのか。
(日刊ゲンダイ2012年5月25日掲載)
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