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フォーブスの「日本の富豪40人」2012版
持ってる人は持ってるものだ。
米経済誌フォーブスが発表した2012年版「日本の富豪40人」で、
ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(63)が
資産106億ドル(約8798億円)で前回(2010年)に続いてトップとなった。
注目は新興IT系経営者の争いで、躍進組と圏外組に明暗が分かれた。
富豪番付は保有する株式や資産などの時価評価を元に資産額をドル建てで計算している。
昨年は東日本大震災が発生したため発表されなかった。
2位のサントリーホールディングスの佐治信忠社長(66)や3位のソフトバンク孫正義社長(54)ら常連に加え、
前回の6位から4位に上がったのが楽天の三木谷浩史会長兼社長(47)。
フォーブスは「2年間で最も躍進した一人」と評した。
SNSゲームを運営するグリーの田中良和社長(35)は前回の18位から7位に急上昇、
ドル建ての資産額は前回から約2・2倍に拡大した。
フォーブスは海外企業の積極的な買収も評価している。
新興ネット系では洋服の通販サイト「ゾゾタウン」を展開する
スタートトゥデイの前澤友作社長(36)が初の40傑入りとなった。
一方、前回の30位からランク外となったのがミクシィの笠原健治社長(36)。
また、プロ野球に参入したディー・エヌ・エー創業者の南場智子氏(49)については
「もし昨年リストが発表されていれば入っていたはず」(フォーブス)が、今回はランク外。
ともに自社株の下落が響いたという。
このほか、「すき家」など外食大手ゼンショーホールディングスの小川賢太郎社長(64)が新たに40傑に登場。
スギ薬局を展開するスギホールディングスの杉浦広一会長(60)は再ランク入りした。
富豪たちのほとんどが企業の創業者または創業家だった。
富豪40人の資産の合計は円高の影響もあって、930億ドルと、10年から13%増加した。
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