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フランスの次期大統領選で宗教とアイデンティティが争点となる中、
再選を狙うニコラ・サルコジ大統領は6日、フランスには移民が多すぎると発言した。
サルコジ氏は、再選した暁には今後新たに流入する移民の数を半分に減らすと公約している。
サルコジ氏は、移民をフランス文化や社会に統合しようとする国の試みは機能しなくなっていると宣言。
「わが国の移民統合システムはどんどん悪化している。
それは、わが国の領土にあまりにも外国人が多すぎるからだ。
もはや彼らのための住宅や職、学校を探すことは不可能だ」
と語った。
右派路線を打ち出すサルコジ氏については、4月22日に行われる大統領選の第1回目投票に向けて、
対立候補となる極右政党、国民戦線(FN)マリーヌ・ルペン氏の支持者を取り込むためだとの批判も出ている。
テレビのインタビュー番組に出演したサルコジ氏はこうした批判を交わし、
フランスにも移民の恩恵を受けている分野は数多くあると述べた上で、
新たにやって来る移民については在留資格認定をより厳しくして、
今よりも管理を厳重にする必要があると述べ、
最終的な移民受け入れ数については、現在の年間18万人から10万人にまで減らすべきだと語った。
現在、フランスでは在留資格を得てから10年が経ち、
うち5年以上を働いていた移民に福祉給付を行っているが、
サルコジ氏は、これも制限する考えだと明らかにした。
URLリンク(www.afpbb.com)