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橋下徹大阪市長は5日、東日本大震災のがれき受け入れに関し「みんなで負担しなければ
ならないところは負担するという当たり前の話が憲法9条の精神で吹っ飛んでしまっている
」と指摘、9条の価値観に否定的な見解を示し、受け入れ阻害の要因になっているとの
持論を展開した。
橋下氏は短文投稿サイト「ツイッター」でも同様の主張をしており、憲法の基本原則の
1つである9条の平和主義と、がれき処理の遅れを直結させる見解は短絡的との批判を招きそうだ。
市長は戦争放棄をうたった9条について「平和には何も労力がいらない、平和を維持するために
自らは汗をかかないという趣旨だ」とする独自の解釈を披露。「同じ国民のためしんどいことを
やるとか、嫌なことでも引き受けるとか、そういう教育は受けてきたことがない。教職員組合や
職員が僕らに憲法9条の価値観を徹底してたたき込んできたんじゃないか」と述べ、戦後教育の
在り方に否定的な見解を示した。
同時に「決して9条を変えて戦争ができるようになんてことは思っていない」とも述べた。(共同)
[2012年3月5日23時40分]
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