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東京大学は29日、経歴詐称や論文の盗用により懲戒解雇した、元同大助教のトルコ人研究者が、
過去5年間に文部科学省などから支給された研究費など100万円以上を不適切に使っていたと発表した。
同大によると、アニリール・セルカン氏が東大に在籍していた2005~09年度に支給された研究費、旅費など
約1000万円について調査したところ、不適切な使用は約106万円に上った。
このうち毎年のように購入したパソコン、デジタルカメラなど(総額約97万円)は、研究室になく、
「私的流用の疑い」があると結論づけた。同氏は現在、所在不明。
同大では「不適切に使用した研究費については、本人にかわり大学が返還する」としている。
ソース:(2012年2月29日19時23分 読売新聞)
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