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日産車体は九州で生産し、今夏に発売予定の新型商用車「NV350キャラバン」で、
韓国製部品を2割(金額ベース)採用する。
日産ルノー連合傘下の韓国・ルノーサムスン自動車の部品調達網を活用し、
内装材やミラーなどの部品を調達する。
為替の円高ウォン安を生かして低価格な韓国製部品の採用を増やし、
国内生産のコスト競争力を維持する。
日産グループで韓国製部品を本格調達する取り組みの第一弾となる。
日産車体の親会社の日産自動車は、九州地域を国内の量産拠点と位置付け、
距離の近いアジアからコスト競争力のある部品を積極活用する方針を表明していた。
日産車体の子会社で主に多目的スポーツ車(SUV)を生産する日産車体九州(福岡県苅田町)が、
ルノーサムスンの取引先で釜山周辺に拠点を置く26社から部品の採用を決めた。
日産車体九州と釜山の距離は約200キロメートルと関東や中部圏よりも近い。
品質や納期は国内部品と同等なうえ、国内よりも数%安い価格を評価し、大量調達に踏み切った。
NV350の地域別の部品採用比率(金額ベース)は
韓国や中国などの海外部品が4割、国内部品が6割になるという。
国内部品もほぼ九州域内の近隣の地場メーカーを中心に調達し、
物流コストや在庫を最小限に抑える。
URLリンク(www.nikkei.com)