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橋下徹大阪市長が民営化の方針を打ち出した大阪市バスの運転手のうち、
退職金が加算される早期退職制度を使って今年3月末に退職する職員が
昨年同時期に比べ約15倍に急増したことが12日、分かった。
市長が4月からの給与カットを宣言していることから、
退職金加算制度が存続しているうちの「駆け込み退職」になったとみられる。
市によると、市は平成19年度から、9月末と3月末の年2回、
勤続25年以上か50歳以上の職員が定年前に早期退職する場合に退職金を加算する制度を導入。
市バスを所管する交通局は独自に23、24年度に限って対象枠を45歳以上に拡大し、
加算率も45~55歳は30%に引き上げた。
交通局によると、運転手の早期退職者は22年度の9月末が1人、3月末が5人だったが、
23年度は9月末が5人、3月末は77人で全運転手の約1割に上った。
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