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警官が法廷で無断録音「上司に報告のため」
神戸地裁尼崎支部で8月にあった覚せい剤取締法違反罪の男性被告(42)の公判で、証人出廷した
兵庫県警地域指導課の巡査部長が、無断で自身の尋問でのやりとりをICレコーダーで録音していたこと
が19日、裁判関係者への取材で分かった。
刑事訴訟規則は、裁判所の許可なく公判を録音することを禁止。同支部側から注意を受け、巡査部長は
「証人尋問での内容を上司に報告するためやった」と釈明したという。
被告の弁護人は「他の警官の証人尋問も予定されており、証言の口裏合わせをされれば、裁判の適正さ
が失われる」と批判している。
関係者によると、被告は5月2日、兵庫県尼崎市内の路上で巡査部長らの職務質問を受け、尿検査で
覚せい剤成分が出たため同法違反容疑で逮捕、同月23日に起訴された。被告は自己使用を否認し無罪を
主張している。
巡査部長は8月26日の公判に出廷し、逮捕の経緯などを証言。その際、シャツの胸ポケットが光っている
ことを弁護人が指摘し、裁判長が問いただすと、ICレコーダーを無断で忍ばせていたことを認め「録音して
いいかどうかは知らなかった」と釈明した。裁判長は録音を止めさせ、退廷命令などの措置は取らず証人尋問
を続けた。
次の9月30日の公判で裁判長が録音目的を尋ねると、巡査部長は「公判後に尋問内容を上司に報告するため、
私個人の判断でやった。申し訳ない」と謝罪。録音記録は消去したと、検察側から申告があったという。
県警地域指導課の中村克則次席は「本人の認識不足によるもので、県警として再発防止に向け厳しく指導をした」
とコメントした。
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