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番組中の田原の発言だったが、誰かれとなく「東京裁判の開廷原因はなにか?」と質問を発して、複数のパネラーが「戦争の勝敗だ」と答えると、激怒しながら「そんなことはない。日本が9カ国条約を破ったのが敗戦後に戦争裁判が開かれる原因となった」と力説していた。
歴史を、どこで輪切りにして話しはじめるのかは、話す人の歴史認識を投影する。
日本が9カ国条約に抵触したところから話しはじめて、日本の侵略戦争を立証したとの錯覚は自虐史観者にひろく流布されているが、その説はもう数年、早い時期から話しはじめると、もろくもくずれる。
つまり、日本が9カ国条約を破ったのは確かなんだが、それは、それより数年以前に中国がそれを破り、その背後には英米の画策があった。
これは、東京裁判開廷中から指摘されていた事実で、連合国側にもこれを指摘する人はすくなくない。
はじめに支那側が9カ国条約違反を犯し、日本の抗議に米英がとりあわない時期があって、それもひとつの原因となって満州事変につづくのだ。
ただ、東京裁判自体は、日本の侵略戦争を裁くもので、連合国のそれではなかったから、証言も証拠も却下、あるいは未提出で終わっただけのことだ。
つまり、ここで明瞭になるのは、報復裁判としての東京裁判の評価であって、日本の開戦責任ではない。
田原の激怒は典型的な〝東京裁判史観〟の保有証明なんだが、この歴史認識を根底にした政治的価値観が、田原をして、社民党の辻元 清美に政治献金をさせているのだろう。
いうまでもなく、辻元の向こう側には最悪の首相談話に名を残す村山富市がいたわけで、田母神史観をターゲットにとりあげた政治討論番組で司会をつとめながら、ウラでは一方の政治勢力と密通しているわけだ。
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