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週刊ポスト [2011年1月28日号]
■ 櫻井よしこ
異形の大国・中国と自由主義陣営の闘い(3)
胡錦濤の「微笑外交」は「日本簒奪[技術][財産][資源]」の布石だ
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交換留学生が反日工作員に
中国の微笑外交の手段のひとつが、人事交流です。中国の青年と日本の青年を交換留学させよう
といわれて、日本側が友好促進のつもりで熱心に中国人留学生を受け入れると、それがいつのまにか
中国の工作員が跋扈する下地になってしまいます。
日本の大学で学ばせ、大学の教職に就かせると、学者の肩書きを持ちながら中国人教授の多くが
歴史に限らずおよそすべてについて、中国の政治的主張を補強、強調するような内容で教えます。
その人たちの幾人かは頻繁にメディアに登場しますが、その発言は中国共産党のプロパガンダその
ものです。日本人はその言葉を鵜呑みにしてしまうほど、お人好しなのでしょうか。これも知的に日本を
取り込んでいこうとする謀略の一面です。
中国が世界各国で展開する教育機関「孔子学院」にも警戒が必要だと思います。中国政府が運営費
の一部を補助することから、大学側も飛びつきやすいのでしょう。日本でも05年に立命館大学に第一号
が開設されたのをきっかけに、現在では13の大学に広がっています。
どう見ても、孔子学院は中国文化がいかに優れているかを宣伝するための「世論戦」の一環です。
欧米諸国では、中国政府が国策事業を通じて直接教育に関与することに、懸念の声が上がっています
が、日本政府からはそんな声はまったく聞こえてきません。