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観覧車 関西は初物づくし(謎解きクルーズ)
最古・最大級・ビル一体型・冷暖房… 着想フル回転 おもしろさ一周先
2014/10/25 6:30
URLリンク(www.nikkei.com)
2015年の秋、大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」の跡地に日本最大級の観覧車が誕生することになった。
そういえば関西ではあちこちでユニークな観覧車を見かけるなと思って調べてみると、日本初の観覧車は100年以上前の大阪に登場していた。関西と観覧車の意外にも深い結びつきを探ってみた。
まずは「日本最大級」という観覧車について、エキスポランド跡地で複合型商業施設を開発する三井不動産に聞くと「まだ詳細は公表できませんが、国内の既存の観覧車を上回る高さになる予定です」。
高さ130メートルとの報道もあったが、実際はもう少し低くなりそうとのこと。現在の日本一は葛西臨海公園(東京・江戸川)の117メートルだから、120メートル程度だろうか。
観覧車を建てることになったのは、大阪府が事業計画にエンターテインメントの要素を盛り込むことを求めたためだ。様々な選択肢から、「カップルから家族連れまで楽しめるランドマーク」(同社)として観覧車が選ばれた。
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かつて観覧車は遊園地にあるアトラクションの一つだったが、現在は遊園地の外に飛び出し、街のシンボルになっているものも多い。
その先駆けが大阪・梅田の駅前にある商業施設「ヘップファイブ」の赤い観覧車だ。ビルの運営会社が若者らに実施したアンケートで、梅田に欲しいものとして「遊園地」と答えた人が多く、観覧車に行き着いた。
梅田に続き、横浜市や札幌市、名古屋市などの街中に観覧車が設置された。
「ニッポンの観覧車」などの著書がある観覧車研究家の福井優子さんは「外からと内からの両方から眺める二面性が観覧車の魅力」と話す。
福井さんによると、日本初の観覧車は1906年、日露戦争の勝利を祝し、天王寺公園で開かれた「戦捷紀念(せんしょうきねん)博覧会」でお目見えした。
当時は「展望旋回車」と呼ばれ、動力は蒸気機関。高さは推定18~20メートルで、14個のゴンドラが約5分で一周したという。
実はメリーゴーラウンドや、池に向かってボートで斜面を滑り降りる「ウオーターシュート」も日本初は大阪。自身も大阪出身の福井さんは「関西人は珍しいもの好きだからではないか」と想像する。
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国内の観覧車メーカーの二大大手は大阪に本社を置く。2社が競い合うように様々な観覧車を造ってきた。
ヘップファイブの観覧車を手掛けたのが、サノヤスホールディングス子会社のサノヤス・ライド(大阪市)だ。世界初となるビル一体型で、直径75メートル。
7階の吹き抜けが乗り場になっているため、最高地点の高さは地上105.6メートルに達する。ゴンドラに冷暖房を導入したのも世界で初めて。
竹内啓祐営業部長は「親しい人と空間を共有して落ち着けるところが日本人に向いている」と考えている。
現在日本1位の葛西臨海公園の観覧車を造った泉陽興業(同)は、関西では天保山ハーバービレッジの観覧車を建設した。直径100メートル、高さ112.5メートルで、1997年の完成当時には世界最大を誇った。
創業者の山田三郎会長は「常に世界一を追ってきた」と振り返る。
泉陽は今年、天保山の観覧車を初めて長期休業し、大がかりな改装に踏み切った。来年の春には「あっと驚くような演出」(山田会長)がお目見えする予定だ。
新設や改装の一方、京都市動物園(京都市)や姫路市立動物園(兵庫県姫路市)など昔懐かしいレトロな雰囲気の観覧車も残る。個性豊かな観覧車を訪ねてみてはいかが。
(大阪経済部 越川智瑛)