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【地域経済】名古屋 今池・千種の地下街閉鎖へ 郊外型店舗に押され[13/02/09]
名古屋の発展とともににぎわった今池と千種の地下街が3月で廃止される。
高度成長期に誕生し、半世紀余。老朽化に加え、郊外型店舗の台頭など変化する
経営環境の波にのまれた。
既に立ち退いた店舗のうち、宝飾店を営んできた「ムラホ」の社長、
村上栄子さん(81)はこれを機に廃業を決意、数々の思い出が詰まった地下街に
別れを告げた。
市営地下鉄東山線の今池駅、千種駅につながる両地下街は、同線が1960年に
栄(当時は栄町)から池下まで延伸された時に開設され、それぞれ広さ
約1200平方メートルに14店舗、同約800平方メートルに10店舗が入った。
村上さんの店は今池地下街にあり、家族で切り盛りするこぢんまりとした店内には、
宝飾品が隙間(すきま)なく並んでいた。
営業を始めた当初は、名古屋が右肩上がりで発展した時期と重なり、好況だった。
「キャバレーのホステスが、昼間に品定めした宝石を夜に男性客を連れて買いに
来たり、身の上話をするついでに立ち寄る常連客もいました。
客が指定する宝飾品で即席の福袋を作ったこともあります。
顔の見える商売ができて楽しかった」。村上さんは往時を懐かしむ。
しかし、89年に桜通線が今池に乗り入れると人の流れが変わり、地下街を歩く人が
めっきり減った。コンビニや郊外型店舗に押され、再開発が進む名古屋駅周辺にも
客足を奪われた。それでも、村上さんの店は常連客に支えられ、何とか売り上げを
維持していた。
転機が訪れたのは一昨年9月。両地下街を運営する名古屋交通開発機構から
地下街を閉鎖する話が伝えられた。
赤字経営が続く中、施設の更新期も迫っていることなどが直接的な理由だった。
「もう高齢だし、この際、店をたたもう」。村上さんは決断した。
両地下街は今、1店を除いてすべて立ち退き、シャッター通りと化している。
今後は店舗部分を解体し、通路として利用される。
村上さんは店を閉めてから1年以上たつが、今もなかなか地下街に近づけない
という。「そばまで行くといろいろ思い出し、胸に迫るものがある。
なくなってしまう地下街を見るのは忍びなくて」。柔和な顔に寂しさがにじんでいた。
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