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保守主義の父 エドマンド・バーク『フランス革命の省察』 より抜粋
◆ フランス革命思想の 本性
貴方がたフランスの文筆家や政治家達、及び我が国の啓蒙一味の全員が
これらすべての点において、我々(名誉革命を成し遂げたイギリス)と本質的考え方が異なります。
彼ら(フランスの革命主義者)は他者の智恵に全く敬意を払いません 。
他方、自分達自身の智恵に対しては、充分すぎる程の自信を持って敬意を捧げます 。
彼らにとっては、 世の中仕組みが単に古いというだけで、それを破壊する充分な動機とるなるのです。
(ところが)新しい仕組みなると、彼らはその急造された建物耐用期間がどれ程あるのかについて、
危惧 らしきものは 何も持っていません 。
なぜなら、(革命以後の治制度が)自分達の時代以前に為されたことは殆どないか全なく、
自分たちの希望すべては(自らの) 新規発見にあると考える 連中 にとって、
その耐用期間など 目的ではない のです。
彼らは極めて 意図的 に、 永続性をもたらすのはすべて有害であると考え
またそれ故に、あらゆる 既存の制度 に執念深い 戦い を挑みます。
彼らは、 政府(=治制度)衣服の 流行 のように 変更できるもの であって、そうしても 殆ど害は無いもの と考えます。
彼らの考えでは、国家の国体が如何なるものであろうと、(自分達) が如何なるものであろうと、
(自分達の) 目先の 便宜感 以外に (国家や先人の歴史に)愛着という信条など不要なのです。