【産経】東電、吉田調書の真実at CAFE60
【産経】東電、吉田調書の真実 - 暇つぶし2ch4:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:06:17.48 8YSuI2iV
朝日新聞の報道は「所長命令に違反し、所員の9割が原発撤退」
2014.8.18 10:04 [福島第1事故「吉田調書」]

 朝日新聞は、東京電力福島第1原発の所長だった吉田昌郎氏が、政府の事故調査・検証委員会の調べ
に答えた非公開の聴取結果書を入手し、5月20日付朝刊でその内容を報じた。

 「所長命令に違反 原発撤退」を大見出しにした上で、吉田調書などを根拠に「吉田氏の待機命令に違反し
、所員の9割が福島第2原発へ撤退していた」と報道した。撤退した人の中には事故対応を指揮するはずの
グループマネジャーと呼ばれる部課長級の社員もいたことから、「その後、放射線量は急上昇しており、事故
対応が不十分になった可能性がある。東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた」と指摘した。

 その後も、「吉田氏、非常冷却で誤対応」「ドライベント、福島第1原発3号機で準備 大量被曝(ひばく)の
恐れ」など、吉田調書に基づいた続報を掲載。社説では「吉田調書は最も貴重な国民の財産」として、公開を
主張している。

 また、朝日新聞のホームページでは、吉田調書の要約版を日本語と英語で公開(会員登録が必要)している。

 朝日新聞社広報部のコメント「吉田氏が命じたのは、高線量の場所から一時退避し、すぐに現場に戻れる
第1原発構内での待機だったことは、記事で示した通りです。10キロ離れた第2原発への撤退は命令に違反
した行為です。一部週刊誌の『虚報』『ウソ』などの報道は、朝日新聞社の名誉と信用を著しく毀損(きそん)
しています。厳重に抗議するとともに、訂正と謝罪の記事の掲載を求めています」

5:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:10:01.57 8YSuI2iV
吉田所長「撤退なんて言葉、使うわけがない」「アホみたいな国のアホみたいな政治家」
2014.8.18 11:30 [福島第1事故「吉田調書」]

 東京電力福島第1原発事故で、所長として現場の指揮を執った吉田昌郎氏は政府の事故調査・検証
委員会(政府事故調)に対し「全面撤退」を否定するなど現場の状況を詳細に説明した。聴取内容を10回
に分けて詳報する。1回目は吉田氏の菅直人元首相に対する評価を中心にまとめた。質問者は事故調の
調査委員。

 〈菅首相は事故発生翌日の平成23年3月12日午前7時11分に福島第1原発を視察に訪れた〉

 --いつごろ首相が来られるという話になったのか

 吉田氏「時間の記憶がほとんどないんです。(午前)6時前後とかには来るよ、という情報が入ってきたん
だろうなという」

 --何のために来ると

 吉田氏「知りません」

 --首相は所長に対し何を話したのか

 吉田氏「かなり厳しい口調で、どういう状況だということを聞かれたので制御が効かない状況ですと。津波で
電源が全部水没して効かないですという話をしたら、何でそんなことで原子炉がこんなことになるんだという
ことを班目(まだらめ)(春樹原子力安全委員長)先生に質問したりとか」

 --いかに現場が厳しい状況か説明したのか

 吉田氏「十分説明できたとは思っていません。自由発言できる雰囲気じゃないですから」

 --現場に近い状況が壁一枚向こうにあるが、首相は激励に行かれてないか

 吉田氏「はい」

 --中を(視察・激励しに行かなかったのか)

 吉田氏「全く、こう来て、座って帰られましたから」

 〈菅氏は3月15日午前5時半ごろ東電本店の非常災害対策室に入った〉

 --何をしに来られていたんですか

 吉田氏「何か知らないですけれどもえらい怒ってらしたということです」

 〈菅氏は「撤退したら東電は百パーセント潰れる」と発言〉

 吉田氏「ほとんどわからないですけども、気分悪かったことだけ覚えていますから、そういうモードでしゃべっ
ていらしたんでしょう。そのうちに、こんな大人数で話をするために来たんじゃない、場所変えろとか何か喚
(わめ)いていらっしゃるうちに、この事象になってしまった」

 

6:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:13:40.50 8YSuI2iV
 〈事象とは2号機の格納容器の圧力抑制室の圧力計が下がり、4号機の原子炉建屋が爆発したこと〉

 --テレビ会議の向こうでやっているうちに

 吉田氏「そうそう。ですから本店とのやりとりで退避させますよと。放射能が出てくる可能性が高いので一回
、2F(福島第2原発)まで退避させようとバスを手配させたんです」

 --細野(豪志首相補佐官)さんなりに、危険な状態で撤退ということも(伝えてあったのか)

 吉田氏「全員撤退して身を引くということは言っていませんよ。私は残りますし、当然操作する人間は残すけ
ども、関係ない人間はさせますからといっただけです」

 --15日午前に2Fに退避した人たちが帰ってくる

 吉田氏「本当は私、2Fに行けとは言ってないんですよ。車を用意しておけという話をしたら、伝言した人間は
運転手に福島第2に行けという指示をしたんです。私は福島第1の近辺で線量の低いようなところに一回退避
して次の指示を待てと言ったつもりなんですが、2Fにいってしまったというんでしようがないなと。2Fに着いた
あと、まずGM(グループマネジャー)クラスは帰ってきてということになったわけです」

  --所長の頭の中では1F(第1原発)周辺でと

 吉田氏「線量が落ち着いたところで一回退避してくれというつもりでいったんですが、考えてみればみんな
全面マスクしているわけです。何時間も退避していて死んでしまう。よく考えれば2Fに行ったほうがはるかに
正しい」

 --退避をめぐっては報道でもごちゃごちゃと

 吉田氏「逃げていないではないか、逃げたんだったら言えと。本店だとか官邸でくだらない議論をしているか
知らないですけども、現場は逃げていないだろう。それをくだらない、逃げたと言ったとか言わないとか菅首相
が言っているんですけども、何だ馬鹿(ばか)野郎というのが基本的な私のポジションで、逃げろなんてちっとも
言っていないではないか。注水とか最低限の人間は置いておく。私も残るつもりでした。場合によって事務の
人間を退避させることは考えていると言った」

 --本店から逃げろというような話は

 吉田氏「全くない」

 --「撤退」という言葉は使ったか

 吉田氏「使いません、『撤退』なんて」

 --使わないですね

 吉田氏「『撤退』みたいな言葉は、菅氏が言ったのか誰がいったか知りませんけども、そんな言葉、使うわけ
がないですよ。テレビで撤退だとか言って、馬鹿、誰が撤退なんていう話をしているんだと、逆にこちらが言い
たいです」

 --政治家ではそういう話になってしまっている

 吉田氏「知りません。アホみたいな国のアホみたいな政治家、つくづく見限ってやろうと思って」



 

7:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:17:49.76 5coEJJP1
 --ある時期、菅氏は自分が東電が逃げるのを止めたみたいな(発言をした)

 吉田氏「辞めた途端に。あのおっさん(菅氏)がそんなの発言する権利があるんですか。あのおっさんだって
事故調の調査対象でしょう。そんなおっさんが辞めて、自分だけの考えをテレビで言うのはアンフェアも限りない。
事故調としてクレームつけないといけないんではないか」

 〈政府事故調は菅政権が設置を決定。23年6月7日の初会合で菅氏は「私自身を含め被告といったら強い
口調だが」と発言した〉

 --この事故調を自分(菅氏)が作っている

 吉田氏「私も被告ですなんて偉そうなことを言っていたけども、被告がべらべらしゃべるんじゃない、馬鹿野郎
と言いたいですけども。議事録に書いておいて」(肩書は当時)

8:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:19:49.04 5coEJJP1
ヒーローが一転「逃げ出す作業員」「恥ずべき物語」に 朝日報道、各国で引用
2014.8.18 15:32 [東日本大震災]

 外国の有力メディアは、「吉田調書」に関する朝日新聞の記事を引用し、相次いで報道した。韓国のセウォル
号事故と同一視する報道もあり、「有事に逃げ出した作業員」という印象が植え付けられている。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(いずれも電子版)は5月20日、「パニックになった作業員が福島第1原発から
逃げ出した」と報じた。「朝日新聞によると」という形で、記事では第1原発所員の第2原発への退避を「命令
違反」だと報じている。

 英紙ガーディアンは5月21日付で「『フクシマ・フィフティーズ(福島の50人)』と呼ばれたわずかな“戦闘員
”が原発に残り、ヒーローとして称えられた。しかし、朝日新聞が明らかにしたように650人が別の原発に逃
げたのだ」と記した。

 オーストラリアの有力紙オーストラリアンも「福島のヒーローは、実は怖くて逃げた」と見出しにした上で、
「事故に対して自らを犠牲にし果敢に闘った『フクシマ・フィフティーズ』として有名になったが、全く異なる恥ず
べき物語が明らかになった」と報じた。

 韓国紙・国民日報は「現場責任者の命令を破って脱出したという主張が提起されて、日本版の“セウォル号
事件”として注目されている」と報道。韓国で4月に起きた旅客船沈没事故で、船長が真っ先に逃げたことと
同一視している。

9:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:21:11.54 hlKjypp3
問題なしと判断してマスコミにリークした張本人は誰だ?
考えなくてもわかるだろうがバカタレが。

10:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:23:55.53 5coEJJP1
第2への退避、吉田氏「正しかった」 元所員「命令違反ではない」本紙に証言
2014.8.18 16:00 [放射能漏れ]

 17日に判明した政府事故調の「吉田調書」。その文面から、東京電力福島第1原発にいた所員らの9割が
10キロ南の福島第2原発に一時退避したことを、吉田昌郎所長(当時、25年7月9日死去)が「正しかった」
と認識していたことが分かる。朝日新聞は5月20日付朝刊で、吉田調書に基づき「所員らは吉田氏の待機
命令に違反し、第2原発へ撤退」と報じたが、第1原発の複数の元所員は産経新聞の取材に「命令違反では
ない」と明言する。吉田調書と関係者の証言から経緯を追った。(原子力取材班)

 第1原発所員の第2原発へ退避したのは、東日本大震災4日後の平成23年3月15日午前7時ごろ。第1は
最大の危機を迎えていた。

 前日の14日夜には、第1原発2号機への注水に使っていた消防車が燃料切れで動かなくなったことで、原
子炉格納容器が壊れ、多数の所員に危害が生じることが懸念された。

 テレビ会議映像では、当時東電本店(東京都千代田区)にいた幹部が14日午後8時16分ごろ、「1F(福島
第1)にいる人たちみんな2F(福島第2)に避難するんですよね」と発言。緊急時対策室を第2へ移す検討を始
めていたことが分かっている。
 
 15日午前5時半ごろには、菅直人首相(当時)が東電本店を訪れ、「撤退したら東電は100%つぶれる。
逃げてみたって逃げ切れないぞ」と絶叫した。このとき、テレビ会議映像を見た元所員は「誰が逃げるものか」
と反発を覚えたと振り返る。

 午前6時14分ごろ、2号機の方向から爆発のような音が聞こえ、原子炉圧力抑制室の圧力がゼロになった
という報告が入った。格納容器破壊の懸念が現実味を帯び、複数の元所員によると、吉田氏は「各班は最少
人数を残して退避」と命じ、班長に残る人員を決めるように指示、約650人が第2原発へ退避した。

 調書によると、吉田氏は「本当は2Fに行けと言っていないんですよ。福島第1の近辺で、所内にかかわらず
線量の低いような所に1回退避して次の指示を待てと言ったつもりなんですが」と命令の行き違いがあったこと
を示唆している。朝日新聞は、吉田氏のこの発言などから「命令違反」と報じたとみられる。

 しかし、調書で吉田氏は「考えてみればみんな全面マスクをしているわけです。(第1原発で)何時間も退避
していたら死んでしまうよねとなって、2Fに行った方がはるかに正しいと思った」と、全面マスクを外して休息で
きる第2原発への退避が適切だったとの認識を示している。菅氏らが「第1原発からの撤退」との疑心暗鬼に
とらわれていたことを問われると、吉田氏は「現実として逃げていない」と否定した。

 当時、現場にいた複数の元所員も産経新聞の取材に「命令違反」を否定した。40代の元所員は「第1原発
では乾パンや水しかなく環境は日に日に悪化しており、第1のどこかに待機するというのはありえない」と語る。
吉田氏の命令は第2への退避と受け止めたという。

 別の中堅元所員も「第1原発にいた所員は、退避するなら第2へという共通認識があった。それが吉田氏の
命令違反であるはずがない」と証言した。

 当時、第1原発にとどまったのは吉田氏ら69人。15日昼ごろには第2に退避していた多数の人が戻った。

 吉田氏と一緒に現場にとどまったベテランの元所員は「(第1に)残りたいという人ばかりだった。第2までの
道は崖崩れの危険があったから、退避した人から『第2に無事に到着した』という連絡があったときには、第1
に残った人は『ああよかった』とお互いに喜び合った」と語る。

 別の東電関係者も「当時自家用車で第2へ退避した人も多く、逃げるのであればそのまま避難所にいる家族
のもとに行っているはずだ。しかし、彼らは第1へ戻ってきた」と話した。

11:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:27:48.48 5coEJJP1
「日本有数の技術屋だ」 現場作業員の奮闘ぶり、吉田氏高く評価
2014.8.18 17:03 [福島第1事故「吉田調書」]

 「吉田調書」では、吉田昌郎氏が現場の作業員について、「日本有数の技術屋」「(危険な)現場に(自ら
率先して)行こうとすることに本当に感動した」と、高く評価する言葉を述べていた。調書からは「フクシマ・フ
ィフティーズ(福島の50人)」と世界が称賛した勇敢な姿だけでなく、現場の作業員の有事での工夫と判断力
で事故の被害を最小限に抑えられたことが浮かび上がる。

 平成23年3月11日に全交流電源喪失後、2号機では原子炉隔離時冷却系(RCIC)が動いているか確認
できない状況が続いていた。12日午前2時55分にRCICの運転を確認したが、バッテリーが8時間しか持た
ないことから、電源の選別が迫られた。

 この時の状況について、吉田氏は「不要な負荷を全部切ったのは現場の判断。私がそこまで言っていない。
私はそこまで分からないというか、逆によくやってくれたなと思っている」と語り、現場が瞬時に状況判断した
ことを評価した。

 また、バッテリーが足らない時には「うちの連中は、車のバッテリーを外したり、ものすごい知恵を働かせて
やれることを全部やった」とも語った。

 
 さらに、事故直後に専門技能を持つ協力企業もいないなかで、ケーブルや給水ラインの調達、接続ができた
ことについても言及。「口幅ったいようだが、ここの発電所の発電員、補修員は優秀だ。今までトラブルも経験
し、肌身で作業してきた経験があるから、これだけのことができたと思う」と評価した。

 そのうえで、「私が指揮官として合格だったかどうか、私は全然できませんけども、部下たちはそういう意味
では、日本で有数の手が動く技術屋だった」と絶賛した。

 3号機爆発直後は、高線量のがれき撤去や注水のためのホース交換をしなければならず、作業員を危険な
現場に送り出さざるを得なかった。吉田氏は「注水の準備に即応してくれと、頭を下げて頼んだ。本当に感動
したのは、みんな現場に行こうとするわけです」と、危険を顧みずに職務を全うしようとする姿をたたえた。

12:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:30:32.14 5coEJJP1
海水注入、事故直後から指示 現場判断「停止なんて毛頭考えていなかった」
2014.8.19 08:28 [福島第1事故「吉田調書」]

 東京電力福島第1原発事故で、当時の吉田昌郎所長が、事故直後の早い段階から原子炉を冷やすために
海水注入を指示していたことが、政府の事故調査・検証委員会の聴取に答えた「吉田調書」で分かった。
海水注入の検討の際には、現場と東電本店(東京都千代田区)など外部とつないでいたテレビ会議の音声を
遮断していたことも判明。海水注入は塩分が炉を傷め、廃炉につながるため躊躇(ちゅうちょ)していたと批判
されたが、現場では廃炉を前提に注水を検討していた。

 国会事故調査報告書など公表資料によると、海水注入の指示は、平成23年3月12日午後2時54分とされ
ている。その1分前には注水していた淡水が枯渇した。

 吉田調書によると、吉田氏は「指示はもっと早い時点にしている」と強調。時間は明確ではないが「冷やすの
に無限大にあるのは海水しかないから、もう入れるしかなかった」とし、12日午前中の淡水注入の段階から
検討していたという。

 さらに吉田氏は海水注入を東電本店と相談しなかったことにも言及。「別にいちいち言う必要はない」として、
テレビ会議の音声を遮断していたという。

 テレビ会議の公開映像によると、吉田氏が1号機への海水注入の翌日となる3月13日、2号機の原子炉を
冷却するための海水注入の準備を報告。その際、東電本店の社員が「いかにももったいないなという感じが
する」と話し、塩分で腐食し廃炉になることを本店側が恐れた場面がある。

 しかし吉田氏は聴取の中で機器への損傷を問われると「燃料が損傷している段階でこの炉はもうだめだと。
再使用なんて一切考えていなかった」と廃炉が前提だったと証言している。

 海水注入をめぐっては12日夜、首相官邸側からの中止要請を無視し、吉田氏が運転員に中止しないよう耳
打ちし注入継続を指示していたことが明らかになっている。このことについて吉田氏は「注水を停止するなんて
毛頭考えていなかった。いつ再開できるか担保のないような指示には従えないので私の判断でやる」と述べた。
(「吉田調書」取材班)

13:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:34:17.05 5coEJJP1
海水注入「テレビ会議、音声切った」「うるさい、黙っていろ、と」
2014.8.19 11:01[福島第1事故「吉田調書」]

 東京電力福島第1原発事故で、所長として現場の指揮を執った吉田昌郎氏の聞き取り調査をまとめた「吉田
調書」。2回目は、原発への海水注入に関する吉田氏の証言をまとめた。

 〈全交流電源を喪失した福島第1原発では、東日本大震災翌日の平成23年3月12日午後、炉心の状態
が分からなくなってきた〉

 --水位計がおかしかったと

 吉田氏「間違いなくおかしかった。そこを信用し過ぎていたという所については大反省です」

 --水位計が信用できないと思い始めたのはいつか

 吉田氏「水位計そのものよりも放射線量が上がっているのがおかしいと。普通に冷却が効いていれば、水位
はあって線量が上がることはないわけですね。想像からすると、燃料損傷に至る可能性はあるなと」

 〈燃料を冷やす淡水が尽き始める。通常は水につかっている燃料が露出すれば炉心溶融(メルトダウン)に至
り、放射性物質が拡散する。現場では、苦肉の策として海水を投入する準備が始められた〉

 --最初の海水注入の指示は3月12日午後2時54分か

 吉田氏「書いてあるものとしては最初になるが、この日の午後から海水注入をする準備をしておきなさいと
いうことは言っております。3号機の逆洗弁ピット(くぼ地)に津波の時の海水が残っている。かなりの量が
あるというのを聞いて、そこから取るしかない。注水しようと最終決定したのが午後2時54分で、もともとの
検討はその前にやっている」

 --海水注入はテレビ会議を通じて東電本店の人と話し合ったのか

 吉田氏「誰かに聞いたと言うより、淡水をいつまでやっていても間に合わない。だから海水を入れるしかない
と腹を決めていましたので、会議で言ったかどうかは別にして消防班に海水を入れるにはどうすればいいのか
と検討させた」

 --本店は把握していたのか

 吉田氏「細かい状況については報告していなかったですね。(テレビ会議の)音声切っていますよ」

 --切れるんですか

 吉田氏「切れる。図面を持ってきて、ポンプ何台か、消防車何台あるんだと検討している。それなら別にいち
いち言う必要はないわけで。本店に言ったって、逆洗弁ピットに海水がたまっているなんていう情報は100万
年経ったって出てきませんから、現場で探すしかないわけですね」

 --炉の中に海水を入れる経験は聞いたことがあったか

 吉田氏「世界中でそんなことをしたことは1回もありません。ないけれども、淡水が有限で、冷やすのに無限大
にあるのは海水しかないですから、もう入れるしかない」

 --海水を入れると機器が全部使えなくなるからお金がかかるとは思わなかったか

 吉田氏「全くなかったです。もう燃料が損傷している段階でこの炉はもうだめだと。再使用なんて一切考えて
いなかったですね」

 〈12日午後3時半に海水注入の準備が完了したが、その6分後、1号機が水素爆発したため中断。再び準
備が整ったため、午後7時4分に海水注入を開始した〉

14:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:35:23.02 5coEJJP1
  --海水注入開始はこの時間でいいのか

 吉田氏「いろいろと取り沙汰されているが、注入した直後に官邸にいる武黒(一郎・東京電力フェロー)から
電話がありまして、官邸では海水注入は了解していないと。だから海水注入は停止しろという指示でした。
本店と話をして、やむを得ないというような判断で止めるかと。うちはそんなことは全く思っていなくて試験注入
の開始という位置づけです」

 「ただ私はこの時点で注水を停止するなんて毛頭考えていませんでしたから、いつ再開できるか担保のない
ような指示には従えないので私の判断でやると。担当している防災班長には、中止命令はするけれども、絶対
に中止してはだめだという指示をして、それで本店には中止したという報告をしたということです」

 --海水注入は所長に与えられた権限と考えるのか

 吉田氏「マニュアルもありませんから、極端なことを言えば、私の勘といったらおかしいんですけれども、判断で
やる話だと考えておりました」

 --それを止めろというのは雑音だと考えるのか。本店との話し合いは

 吉田氏「何だかんだいうのは、全部雑音です。本店の問い合わせが多いんです。サポートではないんですよ。
途中で頭にきて、うるさい、黙っていろと、何回も言った覚えがあります」(肩書は当時)

15:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:40:00.46 O4cOxmaV
地震後も安全機能維持 「機器損傷、全くなかった」
2014.8.20 08:10[福島第1事故「吉田調書」]

 東京電力福島第1原発事故で、当時の吉田昌郎所長が、東日本大震災の直後から津波が襲来するまで
の約50分間に主要な機器に損傷がないことを確認していたことが、政府の事故調査・検証委員会の聴取に
答えた「吉田調書」で明らかになった。機器が地震で壊れたのか、津波で損傷したのかは見解が分かれて
おり、耐震設計の見直しの点で大きな争点になっていた。

 東日本大震災は平成23年3月11日午後2時46分に発生。運転中だった1~3号機はすべて緊急停止する
とともに、非常用発電機が起動し、炉心の冷却が始まった。しかしその後に原発を襲った津波で同3時42分
、全交流電源を喪失。炉心冷却ができず燃料溶融(メルトダウン)を招き、大量の放射性物質が漏洩(ろうえい)
するなど重大事故につながった。

 吉田調書によると、吉田氏は地震発生後に各中央制御室に異常確認の指示をした上で、当直長から異常
がないとの報告を受けた。吉田氏は「私の感覚としては、ス クラム(原発の自動停止)した後、いろんなパラメ
ーター(数値)がとりあえず異常なかった」と話している。

 さらに、配管からの水漏れなど平時と異なる事象があったかどうかについて問われた際にも、「基本的には
なかった。水漏れとか機器の損傷とか、私は全く聞いておりません」とし、異常があれば警報が鳴るが、それ
もなかったとしている。

 国会が設立した事故調査委員会は「事故の主因を津波のみに限定すべきでない」として、機器の地震によ
る損傷の可能性に言及した報告書をまとめている。特に、1号機にあった非常用復水器(IC)の地震による影
響を指摘していた。ICは原子炉内の蒸気を冷やして水に戻す重要な装置で、震災後から機能せず、燃料溶融
を招いたとされる。

 しかし吉田氏は地震直後の確認で、「ICが動いているということで、とりあえずプラントは一定の安全は保た
れているという安心感はあった」と強調している。 (「吉田調書」取材班)

16:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:44:29.79 O4cOxmaV
津波襲来、全電源喪失「はっきり言って、まいった」「絶望していた」
2014.8.20 11:24 [福島第1事故「吉田調書」]

 東京電力福島第1原発事故で、所長として現場の指揮を執った吉田昌郎氏の聞き取り調査をまとめた「吉田
調書」。3回目は、原発に津波が襲来した時の吉田氏の証言をまとめた。

 〈東日本大震災が発生した平成23年3月11日、運転中の1~3号機が緊急停止した。地震の約50分後、
約15メートルの津波が襲い、全交流電源喪失状態に陥った〉

 吉田氏「これははっきり言って、まいってしまっていたんですね。もう大変なことになったと」

 --大変さの程度だが、具体的にどういうことをされたのか

 吉田氏「具体的な運転操作は、運転員の方がプロだから任せているんです。箸の上げ下ろしでこうやれ、
ああやれということではない。対外的な連絡だとか、状況把握をするということがメーンだったと思います。
地震があってみんな気持ちがこうなっている(動揺している)んで、落ち着いてやれとそれは言いました。余震
があるかもしれないから、その注意はちゃんとしておけと」

 --非常用電源が使えないことで、次にどういう対応を取ろうと考えたのか

 吉田氏「絶望していました。全部の炉心冷却が止まって、バッテリーが止まった後、どうやって冷却するのか
というのは自分で考えても、これというのがないんですね」

■みんな愕然という感じ


 --緊急対策本部の雰囲気はどうだったか

 吉田氏「どちらかというと、みんな愕然(がくぜん)という感じで声が上がらないんですね。少なくとも技術屋
の中では、大変なことになったという共通認識があったと思います」

 〈地震で外部電源は断たれたものの、原発の設備や機器に重要な損傷はあったのか、事故後大きな争点なった〉

 --津波が来るまでの50分間にどれだけ分かったのか知りたい

 吉田氏「スクラム(原発の自動停止)した後、いろんなパラメーター(数値)がとりあえず異常ないかと。各中央
制御室に確認しています」

 --例えば、配管から水漏れが生じているとか、何か白煙が上がっているとか、平時と異なる事象がプラン
ト内で生じているという情報は津波の前の段階であったのか

 吉田氏「基本的にはなかった。水漏れとか機器の損傷とか、私は全く聞いておりません」

 --地震後津波までに、人の生命、身体の安否の確認は

 吉田氏「グループ異常なしとか、全員いましたとかいう報告が随時上がってきています。プラント(原発)を
運転している人たちは逃げられないから、各中央制御室で人員を把握して報告するというのが次々と入ってきました」

 --主要な機器を扱っている人は逃げてはいけないのか

 吉田氏「運転員は基本的には中央制御室から離れてはいけない。建物が壊れてもというのは極端な話なん
ですけれども、基本的には」

17:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:45:35.67 O4cOxmaV
■非常用電源が動き安心

 --運転している原子炉について、冷温停止に向けて危機感はあったか

 吉田氏「すごく強く持っていました。非常用電源が動いたので、ほっとしたんですね。こんな大津波が来るとは
思っていないんですけれども、当然地震によって津波が来る可能性はある。海水系ポンプが引き波で使えなく
なるのが怖いんですけれども、とりあえずプラントは一定の安全は保たれているという安心感はあったんですが」

 --津波が来るということに対して、かなり時間的に切迫していると思うが、何か対策として講じたことは

 吉田氏「津波の対応というのは結局、事前に手が打てるかというと、この時間で手を打てるものが全くない。
津波が来ることを想定して、これから操作をしないといけないぞということだけです」

18:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:49:56.83 O4cOxmaV
1号機爆発「短時間のドンという振動」「どう生かすかが一番重要だ」
2014.8.21 13:37 )[福島第1事故「吉田調書」]

 東京電力福島第1原発事故で、所長として現場の指揮を執った吉田昌郎氏の聞き取り調査をまとめた「吉田
調書」。4回目は、1号機が爆発したときの吉田氏の証言をまとめた。

■想定していなかった

 〈1号機は平成23年3月12日午後3時36分、水素爆発を起こし、原子炉建屋上部が大きく損壊した〉

 --どのように爆発を把握したのか

 吉田氏「爆発については全然想定していなかった。免震重要棟にいたが、1号機は全然見えないんですね。
線量が高いから外に出られないような状態で、誰も外に行って見ていない。その時に下から突き上げるような
、非常に短時間のドンという振動がありましたから、また地震だという認識でおりました」

 「現場から帰ってきた人間から情報が入ってきて、原子炉建屋の一番上が柱だけになっているという情報が
入ってきて、何だそれはと。その後、けがした人間も帰ってきて。最初は原因が分からないという状況でやって
いました」

 --爆発する前、炉心の状態はどのようなものだったか

 吉田氏「格納容器の圧力が上がっていたわけだから、ベント(排気)しようということで操作したわけですよ。
バルブを開けても圧力バランスでベントできない。もう1つは注水。この2本に絞って作業を傾注していた」

 --水素が発生しているという認識は持っていたのか

 吉田氏「持っていました。ただし、格納容器の中にとどまっているので、まずは容器の圧力を下げないといけ
ない。加圧している原因が水素であり、これをベントで逃してやらないと」

 --周辺では放射線量が相当上昇して、格納容器の中からどんどん漏洩(ろうえい)したという可能性が高
かったのか

 吉田氏「高いですね」

■今思えばアホだけど

 --水素爆発が意外だったというのは何か変ではないか

 吉田氏「格納容器の爆発をすごく気にしていたわけです。今から思えばアホなんですけど、水素が建屋に
たまるという思いがいたっていない。今回の大反省だと思っているけれども、思い込みがあって、あそこが
爆発すると思っていなかった。所長としては何とも言えないですけれども」

 --徹底的に考えないと

 吉田氏「今回のものを設計にどう生かすかという所が一番重要だと思っている。これからこの国が原子力を
続けられるかどうか知りませんけれども、続けられるとすればそうですね」

 --爆発で損傷状況はどうなのか

 吉田氏「作業をしていた人間が上がってきて、破片やがれきなどいろんなものが飛び散ってきていますと。
電源車が使えなくなったという話もきて、消防車も注水が一時できないような状態になっている」

19:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:51:12.90 O4cOxmaV
 --作業員はいったん退避させているという状態か

 吉田氏「まずは安否確認です。とりあえず死んだ人がいないということでほっとしたが、一番近くにいたうちの
保全担当が爆風で腕を折って帰ってきたんですね。そいつにどうなっているんだという話を聞いたら、もう大変
ですよという話が入ってきた」

 「次のステップとして一番怖いのは格納容器が爆発するんじゃないかということになるが、データを見ていると
容器の圧力は爆発前後で大きく変わっていないわけです。格納容器は健全だったということなので、要するに
可燃源はもうなくなっている可能性が高いと判断して、水を入れに行かないとどうしようもないので、人をどうする
かという判断が一番悩ましかった」

 --電源車も使えない状態だったのか

 吉田氏「新たな電源車をよそから注文して。これから先、山ほどいるでしょうから、手当たり次第送ってこいと
注文はずっとしていた」

20:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:56:44.74 O4cOxmaV
ベント躊躇せず「大臣命令で開くもんじゃない」
2014.8.22 09:58 [福島第1事故「吉田調書」]

 東京電力福島第1原発事故で、当時の吉田昌郎所長への聞き取り調査をまとめた「吉田調書」。5回目は、
原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)に関する証言をまとめた。

■一番遠いのは官邸

 〈平成23年3月11日の東日本大震災の津波の影響で冷却機能を喪失した第1原発。格納容器の圧力が
最初に高まったのが1号機で、早い段階からベントに着手していた〉

 --12日に日付が変わる頃に、1号機のドライウェル(格納容器上部)圧力が600キロパスカルということで
、格納容器内の方に圧力容器から放射能が漏れているんではないかという懸念が考えられた

 吉田氏「600キロパスカルだとすると、漏れているとしか考えられない」

 --そういう認識に至り、その次の対応として格納容器ベントを実施する可能性があることから準備を進める
よう指示しているが、(圧力抑制室の水を通す)ウエットウェルベントということか

 吉田氏「この時点では手順に従ってということなので、まずウエットウェルベントをして、それで下がらなかった
ら、最後は(水を通さない)ドライウェルベントをしなければいけない。こういうことを全部指示している」

 --手順書では中央操作室のスイッチで弁が開けるが、今回はそれができない

 吉田氏「AO(空気駆動)弁のエアがない。もちろんMO(電動駆動)弁は駄目だと。手動でどうなんだというと
、線量が高いから入れないというような状況が入ってきて、そんなに大変なのかという認識がやっとでき上がる。
その辺が、また本店なり、東京に連絡しても伝わらない」

 --すごい階層がある

 吉田氏「一番遠いのは官邸ですね。大臣命令が出ればすぐに開くと思っているわけですから。そんなもんじゃない」

 --午前6時50分に(海江田万里)経済産業相が法令に基づくベントの実施命令を出した経緯は知っているか

 吉田氏「知りませんけれども、こちらでは頭に来て、こんなにはできないと言っているのに、何を言っているんだと。
実施命令出してできるんだったらやってみろと。極端なことを言うと、そういう精神状態になっていますから。
現場では何をやってもできない状態なのに、ぐずぐずしているということで東京電力に対する怒りがこの実施命令
になったかどうかは知りませんけれども、それは本店と官邸の話ですから、私は知りませんということしかないんです」

■被曝覚悟で手動、腹を決める

 〈午前7時11分、ベント遅れにいらだつ菅直人首相が陸上自衛隊ヘリコプターで第1原発に到着。吉田氏ら
から説明を受けた後、午前8時4分には宮城県に向け飛び立った〉

 --菅首相が第1原発に来て帰っていく上空をベントで(放射性物質を含む気体を)どんどん吹かしていくの
はどうなのかということから、操作を遅らせたという判断は

 吉田氏「全くないですね。早くできるものはかけてしまってもいいんじゃないですかくらいですから。総理大臣
が飛んでいようが、何しようが、炉の安全を考えれば早くしたいというのが現場です」

 --機材とか十分準備できていないし、線量も高いし、できるか分からないが作業を余儀なくされた

 吉田氏「被曝(ひばく)しますけれども、最後は手動でやるしかないというふうに腹を決めて、午前9時に(現場
へ)やってくれとお願いした」

21:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 07:57:17.83 O4cOxmaV
 --何かやろうと思っても何もできない状態なのに、下げろと言うんだったら、お前らやってみろと言うしかない

 吉田氏「現場はできる限りのことをやって、後がスムーズに行くようにと思っているんですけれども、なかなか
それが通じない。躊躇(ちゅうちょ)していると思われているんです。何も躊躇などはしていないですよ」(肩書は当時)

22:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 09:28:34.47 /Pw9qpNO
>>20
これ、大事なところだから、書き換えられてるとしか思えないな

>■被曝覚悟で手動、腹を決める

 〈午前7時11分、ベント遅れにいらだつ菅直人首相が陸上自衛隊ヘリコプターで第1原発に到着。吉田氏ら
から説明を受けた後、午前8時4分には宮城県に向け飛び立った〉

 --菅首相が第1原発に来て帰っていく上空をベントで(放射性物質を含む気体を)どんどん吹かしていくの
はどうなのかということから、操作を遅らせたという判断は

 吉田氏「全くないですね。



矛盾だらけだわ。

議事録執らせなかったり、外交文書破棄とか平気でやってた民主党政権だけに、
吉田さんの証言をそのままにしておくとは考えにくい。何らか手が回ってると考える。

23:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 15:20:06.52 DDe9vdvP
吉田さん…安良かにお眠りください 合掌

24:名無しさん@お腹いっぱい。
14/08/23 22:38:34.08 oJEalZrz
私は東京都武蔵野市から福岡に避難しました。
ひどい腰痛だった母は、避難してすぐに痛みが無くなった。
私の下痢も頭痛も不眠も無くなった。
東京の瓦礫焼却始まって知人は一家4人中3人心筋梗塞で突然死、
友人の会社の課の中で2人突然死。これは全て真実です。


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