15/08/04 12:51:52.12 .net
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ホンダは今秋にも、椅子のようなパーソナルモビリティ「UNI-CUB(ユニカブ)」を
リモート制御するためのAPIを外部の開発者向けに公開します。今春シリコンバレーに移転した研究開発拠点を7月末に報道陣に公開し、明らかにしました。
UNI-CUBは人型ロボット ASIMOのバランス制御技術を応用したパーソナルモビリティ(一人用移動機械)。
イスに腰掛けるようにして乗り、行きたい方向へ重心を傾けると前後左右へ自然に動いてくれます。
中央の大きな車輪は、多数の小さなタイヤをリングに通して大きなタイヤにしたような構造の全方位車輪 (オムニトラクションシステム) 。
旋回せずに真横に平行移動もできます。
オムニトラクションホイールが大きいため一輪車のように見えますが、後ろに小さな旋回用の補助輪があり、
厳密には一輪車ではありません。最高時速は6km、内蔵リチウムイオンバッテリーで航続距離も6km。
構造的に大きな段差は超えられないため、屋内バリアフリー空間での運用を想定しています。
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秋に公開予定のAPIを使えば、外部の開発者でも UNI-CUBの走行スピードや方向などを自在に制御できるようになります。
報道陣への公開では 奥行きセンサーのリープモーションを利用して、UNI-CUBのジェスチャーによる制御を実演しました。
現状の UNI-CUBは、乗っている人が重心を傾けてスピードや方向を制御するほか、ホンダが開発したスマホアプリを使って
制御することもできます。APIが公開されれば、たとえばユーザーが操作しなくても施設内を要所を巡るガイドツアーや、
ヘッドマウントディスプレイ (HMD) と組み合わせたゲームなども作れるようになります。
UNI-CUB は2012年5月に発表され実用に向けた実験を進めてきたほか、科学館やイベント会場向けにレンタルもしています。
ただ、普及のためのキラーコンテンツがまだないのが悩みどころでしょうか。APIオープン化で、実用化に弾みがつくことを期待したいものです。