【仕事】「イヤなら帰っていい」「年寄りがいると雰囲気が壊れる」・・・もはや虐待、中年派遣労働者を奴隷化するブラックバイトの惨状at BIZPLUS
【仕事】「イヤなら帰っていい」「年寄りがいると雰囲気が壊れる」・・・もはや虐待、中年派遣労働者を奴隷化するブラックバイトの惨状 - 暇つぶし2ch1:海江田三郎 ★
15/07/09 10:32:35.39 .net
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安く使えるものは安く使いたい―一般的な経営の発想である。まして、体力のない企業ならば、
効率化の名のもとにリストラをする。かくして、派遣市場に吐き出される中高年……そこは奴隷労働の現場だった。
東大卒、元アナウンサーが体験した、ブラック人材派遣業界の実態とは。
 合理化・効率化によって高い利益率を上げる企業は優良企業とされ、投資先としても魅力的に映る。
しかし、その合理化・効率化は何によって実現されたのか? 社会的責任投資(SRI)を考えるなら、この視点は必要だ。
 ジャーナリスト中沢彰吾氏による『中高年ブラック派遣』(講談社現代新書)は、企業が「合理化」「効率化」の御旗のもとに、
派遣労働者を人とも思わぬ扱いをしているさまが赤裸裸に描かれる。派遣労働の現場で何が行われているのか、中沢氏に聞いた―。
―ノロウイルスの感染疑惑があるなか、食品工場での仕事を強要しようとする派遣会社。
労働5時間で休憩は15分、作業場から出ると欠勤扱いで、腹痛を訴えてもトイレにも行かせてもらえない派遣先企業……。
『中高年ブラック派遣』には、にわかには信じられない派遣労働者の現場が綴られています。
中沢:私も最初は「きっと、この現場が特別なんだ」と思いました。でも、行く先々で、虐待ともいえる扱いを受ける。
労働関係諸法令が整い、基本的な人権が認められているこの国で、こんなことがまかり通っているなんて信じられませんでした。
―著書では、労働カーストの最下層に派遣労働者があり、さらにその中でも
中高年派遣労働者が底辺に貶められているという現実を露わにしています。
中沢:一口で派遣の仕事といっても、時給850円から2500円までさまざまです。時給1500円以上というのは、
CADや税務なり金融なりの非常にレベルの高い専門技能を持った人にほぼ限定されます。
時給1500円以下の仕事はたくさんあり専門知識や熟練度は求められませんが、華やかなイベントの場などは若者や女性がメイン。
結果、中高年は時給1000円以下の単純労働、介護や警備、清掃というキツい仕事しか残らないんです。
―特に印象的だった現場のお話を聞かせてください。
中沢:今年3月、渋谷で行われた大規模な就活イベントですね。主催は新聞社系の大手就職情報・人材サービス会社。
私は来場者のガイドや相談の仕事で行ったのですが、当日、現場に行くと、主催会社の女性社員2人から、開口一番、
「なんで、あんたみたいな年寄りがいるの?」と言われ、昼になると、午後からは一人でゴミ置き場での分別をするよう命じられたんです。
何度も、「イヤなら帰っていいんですよ」と言われ、これはエラい現場に来てしまったなと思いましたね。
―そこで中沢さんが帰れば、賃金の支払い義務がなくなる。
中沢:まあ、言われたとおりにやりましたけどね(笑)。でも、その翌日、出勤早々、主催会社の子会社の人間から
「年寄りがいると雰囲気が壊れる」「主催者からの指示でおまえは帰れ」と言われたんです。
契約した仕事はまだあと3日残っている。賃金の支払いの話などまるでなく、一方的な通告でした。
―明らかな契約違反ですよね。
中沢:その後、主催者に抗議したところ、派遣会社を通じて合意書が送られてきました。
私との契約自体がそもそもなかったという内容の合意書です。問題なのは、主催会社が就職情報の提供や
職業紹介など仕事に関わる事業全般を行う大企業だということです。労働法に詳しく、かつ遵守する立場にある会社がこのありさまなんですよ。


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