15/06/02 13:32:31.66 .net
URLﾘﾝｸ(irorio.jp)
牛丼チェーンの「すき家」の5月売上が回復したことが分かった。
同社の発表によると、既存店、全店の数字は次の通り。
【既存店】
売上高：103.7%
客数：90.6%
客単価：114.5%
【全店】
売上高：112.0%
ちなみに4月の数字は次の通り。
【既存店】
売上高：96.0%
客数：86.6%
客単価：110.8%
【全店】
売上高：102.0%
客数と客単価ともに改善していることが分かる。
原因として考えられるのは、4月15日からのメニュー改定と、4月28日からのうなぎメニュー開始だ。
まず4月15日に牛丼並盛りが291円から350円に値上げした。こうした値上げでは、客単価アップとともに客数ダウンの結果となるのが常だ。
しかしすき家の3月からの動きを見ても、客単価アップはあったものの、客数ダウンにはつながっていない。
もっとも350円自体は、他の牛丼チェーンと比較して高くはないので、あまり客離れが起きなかったと考えられる。
単価の高いうなぎ効果重視したいのは、うなぎメニューだ。
以前の記事でも書いたように、昨年までは5月末に始めていたうなぎメニューを、今年は1か月繰り上げた。
基本メニューとなるうな丼並盛りの780円は、牛丼（350円）の倍以上の価格設定だ。
さらに牛肉を加えたうな牛は並盛りで880円、半熟たまごを乗せたうなたま丼は840円、とろろをかけたうなとろ丼は900円と、
ちょっとした定食メニュー並みの値段となっている。
ただし高いと言っても、手が届かない金額ではない。
こちらも前に書いた通りだが、牛丼を5回（350円×5回=1750円）食べていた人が、
牛丼4回とうな丼1回にする（350円×4+780円=2180円）と、1回の客単価は約24%（350円→436円）アップする。
4月（110.8%）と5月（114.5%）で客単価は約4%のアップのため、5回に1回どころか、10回に1回すらもなさそうだが、
高額メニューの導入が、売上改善の一因になったと考えても良いだろう。
松屋を追い抜く
同じく牛丼チェーンの松屋の5月次売上は次の通り。
【既存店】
売上高：100.1
客数：92.6
客単価：108.0
【全店】
売上高：101.2
4月からわずかに客数、客単価ともにダウンして、売上は昨年並みとなった。
吉野家の5月次売上が未発表のため、軽々な判断はできないものの、すき家の頑張りがようやく実を結んだ可能性がありそうだ。
牛丼川柳を募集中現在、すき家では、川柳マガジンとコラボレーションした牛丼川柳コンテストを開催中だ。
締め切りは6月27日まで、「すき家」「牛丼」「健康」をテーマに参加し、入賞すると、食事券などが貰えるとのとこ。
「応募にはすき家モバイル会員に登録することが条件となります」が、少々気になるが、商品を貰うためには仕方のないところか。
「商品券を貰ってうなぎでも……」と考えている人は、一句ひねってみよう。