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【北京共同＝早川真】中国が主導して設立する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）に、欧州主要国が相次いで参加を
表明した。日米は中国の影響力拡大を警戒してＡＩＩＢ参加に慎重な立場だが、日本の金融関係者の間では「日本も加わり、ＡＩＩＢを
内側から監視する方が得策ではないか」との見方も出ている。
中国にとって、ＡＩＩＢへのドイツなどの参加表明は大きな追い風だ。第２次世界大戦後の国際金融は、米国や欧州が主導権を握る
世界銀行や国際通貨基金（ＩＭＦ）が秩序をつくってきた。中国は国内総生産（ＧＤＰ）の規模こそ米国に次ぐ世界２位の大国となった
ものの、世銀などでの発言権が限られていると不満を高めている。
ＡＩＩＢの参加国は東南アジアや中東の新興国が主体だったが、主要国も加わることで金融機関としての存在感や信用度は高まる。
一方、運営の透明性を保てるかどうか懸念も浮上している。
英国などは、巨大市場である中国との関係を深めれば、自国企業のビジネスに有利になると期待している。
ソース（共同通信） URLﾘﾝｸ(www.47news.jp)