15/03/12 12:27:19.49 .net
財務省と内閣府が12日発表した1~3月期の法人企業景気予測調査では、大企業の景況感を示す景況判断指数(BSI)は1.9となり
「上昇」の回答が「下降」を3四半期連続で上回った。工場で使う機械をつくる業種などが好調だった。2014年度の設備投資はスマホ向け
電子部品の生産能力の増強などから、全産業で前年度比5.1%増の見込みになった。
調査基準日は2月15日で、全国1万2620社が答えた。財務省と内閣府は結果を受け「景気は緩やかな回復基調を続けている」との
判断を示した。大企業に今後の見通しを聞くと、4~6月期のBSIは1.0、7~9月期は7.8とプラスを維持する。
ただ、規模の小さい企業は足元で厳しい状況になっている。中堅企業の1~3月期のBSIはマイナス2.2と、プラスだった前期から
マイナスに転じた。中小企業はマイナス14.8となり、前期からマイナス幅が拡大した。
14年度の売上高は全産業で前年度比0.5%増、経常利益は同0.3%増と増収増益が確保できる見込みだ。産業別にみると、スマホや
自動車向けの電子部品が好調で情報通信機械器具製造業が押し上げ要因になったが、資源価格の低下による在庫評価損で石油製品・
石炭製品製造業が赤字になり、全体の収益を押し下げた。
15年度の見通しを聞くと、売上高は前年度比0.7%増、経常利益は同0.5%増と引き続き増収増益を見込む。設備投資は同3.9%減と
マイナスだが、この時期の調査では企業の投資計画が固まっていないため、比較的弱めの数字が出るという。
ソース(日本経済新聞) URLリンク(www.nikkei.com)