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伊藤忠商事が、タイの財閥大手チャロン・ポカパン(CP)グループとともに、中国最大の国有複合企業である
「中国中信集団(CITIC)」グループに対し、1兆円規模を半分ずつ出資する交渉を進めていることが20日、わかった。
同日にも発表する。
伊藤忠はCPと資本・業務提携している。伊藤忠とCPが、特定目的会社を通じて、CITICの傘下企業へ
年内にも出資する計画だ。それぞれ5千億円程度を出資することで調整しており、両社の出資比率は
合わせて約2割になるとみられる。
CITICは、銀行や証券などの金融部門を中心に、エネルギーや不動産などの傘下企業を抱える中国を代表する
国有企業グループだ。今回の出資を受け入れる背景には、外国資本の導入によって国有企業改革を進めたい
習近平(シーチンピン)政権の意向もあるとみられる。
伊藤忠は昨年7月にCPと資本・業務提携を結び、需要が拡大する中国や東南アジア地域で飼料・食料を
中心に幅広い分野で協業を進めている。CITICグループをめぐっては、伊藤忠とCPは同年8月に合わせて
約1%出資していた。今回、1兆円規模の出資に踏みきって中国の国有企業とも手を結ぶことで、同地域での
ビジネス展開をさらに強化していく考えだ。
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