14/12/06 11:21:22.96
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シリコンバレーが世界のテクノロジー・シーンを支配し、アメリカ経済が独り勝ちする中で、
ドルが独歩高を演じ、原油価格が急落し、新興国経済に途方もないプレッシャーがかかる……それが現在の世界経済の置かれた状況です。
僕はそんな様子を見るにつけ(これは、いつか観た映画だな……)という既視感を覚えます。
その映画とは、1996年頃から始まったドットコム・ブームです。当時は「グローバル・スタンダード」
という言葉が流行りました。つまり「世界標準を決めているのはアメリカだ」という考え方です。
アメリカの景気は良かったのでドルは強含みました。
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するとドル建てで取引されている原油の価格には下方プレッシャーがかかりました。
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1年足らずのうちに原油価格が半値になったことで、外貨の獲得をエネルギーの輸出に頼っていたロシアはデフォルトしたのです。
当時はロシアだけでなく新興国が全般的に苦しんでいました。その理由は(新興国にお金を投資しているより、
アメリカ本国にお金を戻した方が有利だ)と考えた米国の機関投資家が資金を引き揚げたからです。
アジア通貨危機は、そのような環境の中で起こったわけです・・・(以下サイトで続き)