14/12/05 08:16:59.88
(>>1の続き)
多くの自動車メーカーが協力関係を築こうとしている事実は、単に今回の問題を収拾するためという以上の意味を持っている。
一連のリコールを巡っては、タカタと各自動車メーカーが個別に情報を共有しているのが現状だ。自動車メーカーの関係者からは
「当社のクルマに事故が起きていない状況では、タカタから情報提供してもらわないと問題があるかないか分からない」「同じ原因の
リコールなのにメーカーごとに異なるタイミングとなっており、消費者に説明がつかない」など、困惑の声が上がっていた。
■共通部品の増加が背景に
クルマは多くのサプライヤーから供給された部品を組み合わせることで成り立つ製品だ。最終製品としての品質を管理し、万一の
場合のリコールまで責任をもって販売することは、自動車メーカーの根本的な役割だ。だが、問題がここまで拡大した現状は、
エアバッグという部品の技術特性や品質について、自動車メーカーがコントロールできていなかった事実を示す。その結果、消費者の
安全を確保するためのリコールという仕組みが、機能不全となった。これが、今回の問題の本質だ。
現在、自動車各社は開発や調達の効率化のため、部品共通化を進めている。メガサプライヤーと呼ばれる大手部品企業の製品を、
複数の自動車メーカーが採用する例も増えている。複数社にまたがる共通部品で品質問題が発生するたびに同様の混乱を繰り返せば、
消費者からの自動車業界に対する信頼を失いかねない。だからこそ、トヨタは自分自身の問題として動き出したのだろう。
今回、第三者機関を作ろうという声が上がり、多くのメーカーが協力する姿勢を見せている。ただし、取り組みは緒についたばかりで、
第三者機関がどこになるか、いつ決まるか、本当に業界全体による取り組みになるかなど、不透明な部分は残る。
複数社にまたがる品質問題を解決する、モデルケースとできるのか。自動車メーカーの存在意義が試されている。
(終わり)
3:名刺は切らしておりまして
14/12/05 08:18:47.59 rf14OUT4
リコール義務があんのは完成車メーカーだろwww