14/10/31 23:03:19.37 Zl5Dt7LT
◆まとめ
1.再エネが高い原因は 電機の失敗投資であって、再エネ=人力発電の同類ではない
2.不安定性は 酸素吹き石炭ガス化ガスタービンか 高温ガス炉ガスタービンで補完すればいい
3.石油高騰&円安で、実は既に、石炭液化油やエタノールは輸入ガソリンより安い場合もある
4.再エネ好調時、電力は石炭ガスから石炭液化油を製造し石油に売れば、休業損失は発生しない
再エネは「1.高い」「2.不安定だ」「4.待機電源に休業損失が発生する」という主張は不勉強である
5.「燃料高騰リスク」だが、2030年代に中国の国内炭鉱が衰退期入りで、2030年代には火力は
再エネを追い越して高くなってしまうのは、資源統計的に十中八九確実
6 「円安リスク」だが、政府の借金が大きければ(刷って返すから)インフレ円安のリスクは大きい
円は購買力平価の理論値から7倍乖離して円高貨幣バブル状態で 弾けて円安になる可能性大
7 「貿易赤字」は 皆も知っての通りの現状。国民所得=GDP=消費+投資+輸出-輸入だから
再エネなどエネルギー国産化投資を増やし 輸入削減しないと 国民所得が成長しない
電力経営陣は「燃料高騰リスク」「円安リスク」「貿易赤字」「有事のエネルギー安保」など
何も考えておらず、経営者・将軍レベルじゃなく、労務者・兵卒レベルの思考である
◆石炭はイナゴに食われるように急激に損耗している
西暦2000年の消費ペースでは石炭の可採年数は200年を越えていたが
中国の暴食で、世界の消費ペースが2倍になり
西暦2008年の消費ペースでは石炭の可採年数は100余年しかない有様
URLリンク(pds.exblog.jp)
このまま消費量増大が続けば
2030年代には、現在価格で掘れる、採掘しやすい石炭を掘り尽くして
(現在価格での可採埋蔵量ゼロになり)
2020-30年代には石炭価格が数倍に暴騰する可能性が高い
実際 そうなれば、新設火力は運転開始後十余年で、再エネより高い「失敗投資」になる
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◆石油+石炭+ガスのピークアウト(枯渇衰退期入り)は2035-2045年で
2030-2040年代は化石燃料が一番高騰する時期
地質学者によれば、シェールガス商業化以前の
石油+石炭+在来ガスのピークアウト(枯渇衰退期入り)は2029年と見られていた
下から2番目FIG6
URLリンク(home.hiroshima-u.ac.jp)
米国エネルギー省の統計で計算すると、シェールガスで20%2700億t増えたものの
2045年頃の世界の燃料需要が500億t前後であるため、数年-十数年後ろにずれて
2035-2045年に 世界的に 化石燃料は 人類のエネルギー需要に応じきれなくなる
と見込まれてる
更に中国の国内炭鉱のピークアウトが2030年で、2030年代に中国は巨大な石炭輸入国
に変貌して、中国人が世界の良質一般炭を買い占めそう
一番下 FIG14 URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
こんな状況だから 電力のベース電源=蒸気石炭火力(良質一般炭依存)はアホで政策で
ベース電源=有機薄膜太陽+酸素吹き石炭ガス化ガスタービン
=有機薄膜太陽+製油用原子炉 浮体式高温ガス炉ガスタービン熱電併給であるべき