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財務省が8日発表した8月の国際収支(速報)によると、海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支は前年同月比82・7%増の2871億円だった。
黒字は2カ月連続。輸入増加により貿易赤字が拡大した一方で、企業の海外投資などから得られる収益が増えた。
内訳では、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が8318億円の赤字。金属加工機械などを中心に輸出が1・0%増の5兆6492億円と伸びたものの、
原子力発電所の長期停止に伴う火力発電用燃料の需要が膨らんだことで、輸入も2・3%増の6兆4809億円と輸出の伸びを上回り赤字幅が拡大した。
一方、海外への投資から得られる利子や配当などを示す所得収支は、20・6%増の1兆5199億円の黒字で、8月としては比較可能な昭和60年以降、過去最大となった。
日本企業の海外子会社などから得られる収益などの増加に加え、証券投資に伴う配当金の受け取りなども増加した。
貨物輸送や海外旅行客などによるお金の取り引きをまとめたサービス収支は、2508億円の赤字となった。ただ、知的財産使用料の受け取りが増えたことなどで、赤字幅は縮小した。
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