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企業単体で考えれば、確かに経営資源の運用効率を最優先課題とするのはわかる。
しかしその結果
労働者が転職のあてもない市場に投げ出されてしまうと
社会が消費者を失うことになる。
需要が拡大しその拡大とともに労働者数も拡大する必要があった時代は経済が上昇スパイラルを描けたが
技術革新により以前よりも少ない労働者で生産拡大ができるようになると
需要が萎んでしまい経済はデフレスパイラルとなった。
このような新しい状況では従来の経験やルールは通用しない。
トヨタが自分の雇った契約社員の首を切っておきながら
なぜ若者が車を買わないのかと不思議に思っているようなことが日本経済のあちこちで起こっているのだろう。
ミクロでは正しいことの積み上げがマクロでは奇形を形成している。
この状況を打破し持続可能な経済を起動するにはどうすればよいか。
まず疲弊した消費者を元気にするべきなのである。
もはやすべての国民がバリバリと働く必要はなくなった。
命を維持するだけならあくせくと働かなくともよいユートピアの実現までそう遠からずの位置にいるのである。
「働かざる者食うべからず」という金科玉条は天動説のようにもはや必要ない。
消費者を元気にするためには
人類がこのパラダイムシフトを乗り越える必要がある。
具体的政策としては
1.ベーシックインカム導入
2.働く能力のある失業者はすべて準公務員として雇用する
これらの金額・報酬は生活保護程度になるだろう。
企業で働く者は大変な労働の代わり高い報酬をもらい
企業の職に就けなかった者はそれなりの暮らしをする。
いずれ人類はすべて公務員となり機械を管理し
機械が全ての労働を負担するようになる。