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[東京 19日 ロイター] - 円安・株高が急ピッチで進み、年末までにドルは111─112円、日経平均は
1万7500─1万8500円まで上昇するとの予想が広がっている。
ただ、海外短期筋が利益確定の反対売買を展開するのをきっかけに、調整色が濃くなるとの懸念も出ている。
市場の注目は、米経済の回復度合いと米金利上昇の行方、国内経済の足取りに集まりそうだ。
識者の見方は以下の通り。
●急速な株高、流動性相場継続期待で投機的
<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニア投資ストラテジスト 折見世記氏>
米連邦公開市場委員会(FOMC)後に日本株は上昇ピッチが加速しているが、ドル建ての日経平均はほぼ横ばいで推移し、
昨年末の高値を抜けていない。これは最近鈍かった日経平均の為替感応度が突如上がったということを意味している。
買いの主体はヘッジファンドを中心とする投機筋と考えざるを得ない。
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●日経平均は10月FOMC前に調整、年末は1万8000円台も
<エース経済研究所社長 子幡健二氏>
これまでQE1(量的緩和第1弾)、QE2の終了時にはダウが下がっている。こうした意識から、
米国市場では10月中旬ごろにQE3の終了をにらんだ利益確定売りの動きが出る可能性があり、米金融市場の影響で
日本株はいったん調整局面に入るだろう。
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●ドル年末112円、日米金利差と貿易赤字拡大で円安
<野村証券 チーフ為替ストラテジスト 池田雄之輔氏>
ドル/円は、110円から上では、投機筋がけん引する相場にはなりにくく、上昇速度も緩やかになりそうだ。
ただ、日米金利差と日本の貿易赤字の拡大を背景にドル高基調は継続し、年末までには112円に達すると見る。
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●ドル高基調継続、短期では110円で頭打ち感も
<メリルリンチ日本証券 チーフFXストラテジスト 山田修輔氏>
為替市場では基本的にドル高基調が続くとみている。低水準にある米長期金利が年末にかけて上昇し、ドルの支援要因になる。
ただ、ここまで為替の方が先走る形で上がってきたので、米金利に比べて上昇余地は少ない。
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