14/09/03 15:03:06.90 mWUDLABZ
ようやく欧米並みになったか、ロシアンルーレット状態だったからな、いままでは。
基本的に、これは当たり前。会社の研究設備を使って研究したなら、それは職務行為なんだから、会社のもの。
いやなら、自分でやれ、or、自分の労力提供を条件として事前に労使合弁型の形態にしとけと。
いままでの法制度で、開発に失敗したら、全額費用は会社もち、成功したら、研究者が分配を要求するって点もおかしいが、
日本法の恐ろしかったところは、将来収益の予測を裁判所がして、その貢献度に応じて分配すべき利益まで裁判所が認定するという点。
例えば、研究者が画期的なエイズの治療薬を開発したとする。それは研究者のアイデアによるところが大きく、その特許が有効な期間で将来見込まれる収益は5000億円、
研究者の貢献度は2500億円なので、2500億円支払えと裁判所が命令を出したとする。
しかし、その後で、全く別な方法によるエイズの治療薬が開発され、しかも、その新型の治療薬はそれまでの薬よりも副作用もなくて製造コストも安いため、
そっちが普及して、将来5000億円の利益が見込まれると算定した治療薬が全く売れなくなったとしても、裁判所が認定した2500億円の支払い命令は残るという怖さ。
実際、青色ダイオードで高額支払い命令が二審で出たことあるけど、あの人が開発した製造方法、製造の特許を回避する製造方法が発明されたりしたことがある。
あのまま、あの支払い命令が確定してたら、使えなくなる特許の為に裁判所が高額の支払い命令を出すとこだった。