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8月13日(ブルームバーグ):イラクやリビア、ウクライナ、パレスチナ自治区ガザでの戦闘と、
世界景気の拡大は原油相場の上昇を意味するはずだ。しかし、原油相場は下落している。
6年前、イランの核計画をめぐって緊張が高まり、世界経済が1970年代以降で最も力強い持続的成長を示す中、
原油相場は過去最高値の1バレル当たり147ドルに達した。そして現在、
米国の指標原油であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)は10営業日にわたって100ドルを下回り、
欧州の指標である北海ブレント原油は1年1カ月ぶりの安値まで下げている。
この変化の背景にあるのは、シェールブームだ。米国の原油生産は27年ぶりの高水準に増加し、
供給は2008年以降、日量300万バレル余り増加している。国際エネルギー機関(IEA)は12日、
供給過剰は原油市場が不足に陥るのを防いでいると指摘。バンク・オブ・アメリカ(BOA)やシティグループ、
BNPパリバも同様の見方を示している。
シティグループの商品調査責任者、エドワード・モース氏は12日、ニューヨークからの電話インタビューで
「北米は、かつては輸入していた原油を信じ難いほど大量に生産している。世界はそれほどの原油を必要としていない」
と指摘した。
原題:World Awash in Oil Shields Markets From 2008 Price Shock:Energy(抜粋)
Bloomberg 8月14日(木)8時22分配信
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