14/08/13 23:18:55.59
USB 3.0 Promoter Groupが、新しいUSB規格の策定作業を完了したと発表した。
2013年12月に発表された「USB Type-C」と呼ばれる新たな仕様は、現行のUSBのデザインが
抱える複数の問題点を解消する狙いがある。
おそらく、最も歓迎すべき点は、リバーシブルなプラグの採用で(コネクタを)「正しい向き」にしなくてもよいことだろう。
Appleの「Lightning」コネクタと同様、ポートに対して上下どちら向きでも挿入できる。
また、新しいUSBのデザインは、小さくモバイル端末にフィットすると同時に、ノートPCやタブレットにも使用できる
頑丈な作りになっている。
USB 3.0 Promoter Group会長を務めるBrad Saunders氏は、「USB Type-Cコネクタに対する関心は、
世界的なものになっているだけでなく、業界共通のものになっている」と述べた。
「PC、モバイル、自動車、モノのインターネット(IoT)といった業界から、関係者がわれわれのところにやって来ており、
この新たな規格に期待を寄せている。次世代のUSBコネクタを持続性の高い強固なソリューションとして標準化するため、
業界リーダー間で広範で協力的な作業が行われてきたが、この仕様は、そうした取り組みが成就したものだ」(Saunders氏)
新たなUSB仕様は、「micro USB 2.0 Type-B」コネクタと同等の大きさで、ポートのサイズは8.4×2.6mmになっている。
しかも、10Gbpsの「SuperSpeed USB」(USB 3.1)との互換性もある。また、最大100Wの「USB Power Delivery」にも
対応し、スケーラブルな充電やUSB性能に対する将来的なニーズにも対応する。
当然のことながら、既存のUSBプラグやレセプタクルとの互換性はない。業界がゆっくりと新たな規格への
移行に取り掛かる一方で、USB Type-Cは、さまざまな端末に使われている他のUSBポートと共存することになり、
そして、まったく新しいケーブルやアダプタが提供されることで、消費者は既存のテクノロジとともに新たなコネクタを
使用できるようになる見込みだ。
URLリンク(japan.cnet.com)
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