【指標】実質GDP4─6月期は年率‐6.8%、増税反動減と輸出停滞でat BIZPLUS
【指標】実質GDP4─6月期は年率‐6.8%、増税反動減と輸出停滞で - 暇つぶし2ch1:幽斎 ★
14/08/13 10:11:15.28
実質GDP4─6月期は年率‐6.8%、増税反動減と輸出停滞で
URLリンク(jp.reuters.com)

[東京 13日 ロイター] - 内閣府が13日発表した4―6月期国民所得統計1次速報によると
実質国内総生産(GDP)は前期比マイナス1.7%、年率換算マイナス6.8%となり、
東日本大震災のあった2011年1─3月期以来の大幅な落ち込みとなった。
ロイターの事前予測調査である年率マイナス7.1%をやや上回ったが、おおむね予想の範囲内となった。
民間最終消費支出の駆け込みの反動減が思いのほか大きかったほか、設備投資や住宅投資も反動が出た。
加えて輸出が回復せず、内需の落ち込みを補う役割を果たせなかったことも追い討ちとなった。
この結果、1─3月の年率6.1%の高成長から、消費税引き上げを境に「山高く谷深し」という状況が明らかになった。

<駆け込み反動減の深い谷、消費・設備・住宅で>
消費税引き上げに伴う駆け込み需要と反動減を比べると、反動減の方がやや大きくなった。
1─3月期は改訂され、年率6.1%の成長。4─6月期はマイナス6.8%となり、極端な開きにはならなかった。
民間調査機関では、当初5%程度の反動減を見込んでいたが、耐久消費財の戻りや設備投資、
輸出の回復の遅れが明らかとなるにつれ、見通しを徐々に下方修正していたため、結果は直前の予想の範囲内となった。

ただ、消費の落ち込みは前期比マイナス5.0%となり、予測のマイナス4.3%と比較すると大きくなった。
前回増税時の97年4─6月期よりも大幅な落ち込みだ。反動減は耐久消費財の駆け込み需要が大きかったことが主因。
自動車はもともとエコカー減税などで需要を先食いしていたことに加えて、新車販売が駆け込み時期と重なって販売増となっていたことなどもある。

  そのほかの民間需要項目も反動減で悪化した。設備投資は前期比マイナス2.5%となり、
1─3月期の7.7%成長から一転して落ち込んだ。5四半期ぶりのマイナスとなり増加傾向が途絶えた。
パソコンのウィンドウズXPサポート終了に伴う駆け込み需要の反動の影響が大きかったもよう。
住宅投資も昨年9月で駆け込み需要が終了し、資材高・職人不足もあり、前期比マイナス10.3%となった。

  こうした大幅な落ち込みについて、内閣府幹部は「消費税を含めた消費者物価の総合指数の上昇をみれば、
実質所得の減少は否めない。今後注視していかねばならない」として、反動減だけが原因なのか、
所得の減少に伴う需要の減退も影響してくるのか、慎重に見極める姿勢を示している。

  <輸出で内需カバーできず、シナリオ狂う>

他方、4─6月の外需の寄与度は、駆け込み需要が終わったことで輸入の減少が押し上げ要因となり
プラス1.1%となったが、輸出の減少が響いて内需の落ち込みをカバーできなかった。

米国を中心とする海外経済の立ち直りにより輸出が景気を下支えするというシナリオは、
最近まで政府・日銀、民間調査機関の間でも共有されており、輸出の伸びで外需の寄与は大きくなるとみられていた。
しかし、4─6月の実質輸出(日銀発表)は2四半期連続で減少。結局、GDPベースでの輸出も
前期比マイナス0.4%となった。内閣府幹部は「円安でも輸出が増えないのは海外生産シフトが進んでいることも大きく影響している」と指摘する。

  また、在庫投資も需要の停滞が積み上がりを招いているせいか、GDP全体にはプラス寄与となっている。

<デフレーターは急上昇、雇用者報酬追い付かず>
一方、物価に関してはデフレーターが前年比プラス2.0%となり、09年7─9月期以来のプラスに転じた。
もはやデフレでない状況はGDP統計上も鮮明だ。問題は所得がそれに追い付くほどに伸びているかだが、
物価上昇を差し引いた実質雇用者報酬でみると、デフレーターが上がり出した昨年夏以降、
減少傾向に陥り、所得の伸びが物価に追い付いていない。4─6月はマイナス2.2%と急速に減少、
物価上昇に比べ所得が上がっていない状況が、今後の景気に与える影響が懸念される。


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch