14/08/06 10:43:01.28
スプリントのTモバイル買収断念、イリアドは関係ない=関係筋
URLリンク(jp.wsj.com)
米通信大手スプリントは、携帯電話サービス大手TモバイルUS買収を断念した。
事情を知る複数の関係者が明らかにした。スプリントと親会社のソフトバンクは、
規制当局の承認を得ることが非常に難しいと判断したという。
スプリントは数カ月にわたりTモバイルの買収協議を進める一方、この買収案に対する当局の姿勢を調査してきた。
司法省と連邦通信委員会(FCC)は初期の段階で、現在の携帯通信会社の数に満足しており、
大手の一段の統合が消費者の不利益につながるとの懸念を持っていることを示唆していた。
関係者らによると、スプリントはダン・ヘッセ最高経営責任者(CEO)の交代も予定している。6日朝に発表の予定。
関係者の一人は、先週明らかになったフランスのイリアドによるTモバイルの買収提案は、この決断には関係ないと述べた。
イリアドによるTモバイル(ドイツテレコムが67%を保有)買収は、スプリントによる買収に比べて
規制面での障害が少ないとみられる。スプリントのTモバイル買収は、米3位と4位の携帯電話会社の統合になるはずだった。
だが、イリアドにはソフトバンクのような経営資源が欠けており、アナリストらはイリアドによる買収が大幅なコスト削減につながるかどうか疑問視している。
事情に詳しい関係筋が5日明らかにしたところによると、TモバイルUSは、
イリアドによる150億ドルの買収提案は魅力的でないと判断し、同社への財務情報の開示を拒否した。
別の関係者によると、イリアドは次の手を検討しているが、買収額を引き上げるかどうかは不透明だという。
スプリントとTモバイルの株価は時間外で急落した。スプリントの5日の通常取引終値は前日比0.09ドル(1.22%)安の7.28ドル。
その後の時間外取引では一時、終値比17%余り安い6.04ドルとなった。
Tモバイルの5日終値は前日比0.22ドル(0.65%)高の33.91ドル。
その後の時間外取引では一時、終値比9.29%安の 30.76ドルをつけた。