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消費税率引き上げで景気動向指数が悪化
8月6日 16時54分
ことし6月の景気動向指数は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動で乗用車の生産が落ち込んだことなどから、
景気の現状を示す指数が2か月ぶりに悪化しました。
景気動向指数は、内閣府が生産や雇用、消費など景気の現状や先行きを示すさまざまな経済指標を集めて指数化したものです。
それによりますと、ことし6月の指数のうち景気の現状を示す「一致指数」は、平成22年を100として109.4となり、
前の月と比べて1.8ポイント下回って2か月ぶりに悪化しました。
これは、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動で乗用車や自動車部品の生産が落ち込んだことなどによるものです。
ただ、内閣府は指数の悪化が小幅だったなどとして「足踏みを示している」という基調判断は据え置きました。
一方、先行きを示す「先行指数」は、消費者の今後の購買意欲に関する指標が改善していることなどから、
前の月と比べて0.7ポイント上回り5か月ぶりに改善しました。
内閣府は「消費者だけでなく中小企業の景況感も改善しており、
今後の動向を注視したい」と話しています。
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