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2014/07/14 02:00 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)
から要約・抜粋
（1）３メガ銀行が中国事業の再拡大に動き始めた。
三菱東京ＵＦＪ銀行は４年ぶりに現地法人の資本金を増やした。
みずほ銀行や三井住友銀行も拠点を拡充した。
2012年の尖閣諸島国有化で日中関係が悪化し邦銀の融資も伸び悩んだが、中国当局が邦銀の資金力に期待し事業拡大に柔軟姿勢を示していることが
大きい。
（2）日中関係の悪化で金融関係の邦銀に対する許認可業務が停滞していた。
ここに来て、現法の増資や上海自由貿易試験区での拠点開設を３メガ銀に認めた。
（3）中国金融市場で邦銀の存在感は増している。
三菱ＵＦＪの融資残高は外国銀行の中では米シティグループを上回り、英ＨＳＢＣやスタンダードチャータードに次ぐ規模だ。
貸出先も日系企業は６割にとどまり、現地企業などが残り４割を占める。
（4）中国はシャドーバンキング（影の銀行）問題がくすぶり、金融システムは安定性を欠く。
国有企業の財務が悪化する懸念も根強い。
邦銀を含む外銀の資金を呼び込んで、地場企業の資金繰りや海外展開を支える思惑もあるとみられる。
現地企業向け融資は与信管理が難しい。
事業拡大に見合った収益を邦銀が得られるかは不透明感が残る。