14/06/19 13:25:48.41
今年の調査では「ネットワーク機器ベンダー」に注目した。今使っているネットワーク機器のベンダーを尋ねている。
これまで2回にわたって調査の途中経過を紹介したが、3回目となる今回も、6月5日時点での結果からいくつか興味深いものを紹介しよう。
まずは、インターネットやWAN、VPNに接続するためのルーターである。
今回は、企業向けのアクセスルーターやVPNルーターに加え、コンシューマーを主ターゲットとしたブロードバンドルーターについても
企業で利用されているものは集計に入れている。
途中経過を見ると、ヤマハが37.4%で1位、シスコシステムズが35.8%で2位となり、3位以下を大きく引き離した(図1)。
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
3位以下は、NEC/NECアクセステクニカ、バッファロー、アライドテレシス、ジュニパーネットワークス、富士通と続く。
企業向けのルーターについては、企業向け製品を中心としたベンダーの割合が多い。
続いて、レイヤー3スイッチの途中経過を紹介しよう。レイヤー3スイッチは
1位のシスコシステムズが56.2%となり、2位以下に大きな差をつけた(図2)。
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2位のアライドテレシスの26.1%に対し、シスコはダブルスコアと圧倒的だった。
また、3位以下の顔ぶれを見ると、企業向け製品を中心としたベンダーが支配的と言えそうだ。
レイヤー3スイッチに関連して、利用している製品が持つLANポートの速度がどのくらいか尋ねている(図3)。
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
1Gビットイーサネットが最も多いというのは、予想通りの妥当な結果だ。
ごく一部ではあるが、40Gイーサネットや100Gイーサネットが実際に使われているのは驚きだった。
一方、10Mイーサネットや100Mイーサネットといった古い環境もまだまだ業務で使われていることも浮き彫りとなった。
先日の記者の眼(企業で一番使われているスイッチと無線LANはどのベンダーの製品か?)で
無線LANアクセスポイント(AP)のベンダーについて紹介した。APについては、ベンダー以外にも尋ねている。そのいくつかを紹介しよう。
まず使っているAP製品が対応している規格だ(図4)。802.11nは、それより古い11b、11g、11aと同じレベルの割合となった。
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企業ネットワークで11nが主流となりつつことを裏付けている。また、最新規格の11acが14%も導入されていることは興味深い。
11acの企業への浸透は意外と速いのかもしれない。
最後に、使っているAP製品が対応している周波数帯域だ(図5)。
2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応したデュアルバンドが67.8%となった。
今どきの企業向け製品は、ほとんどがデュアルバンドだが、それを裏付けた格好だ。
一方で、2.4GHz帯のみという製品もまだまだ使われていることにも留意したい。
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
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