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消費増税から約2カ月が経過したが、小売り各社が懸念した駆け込み需要からの反動減は5月になって軽減し、
売り上げの減少幅は4月に比べると軒並み小さくなった。
一部外食店は前年実績を上回るほど好調で、「消費は順調に回復している」との見方が広がっている。
増税前に「買いだめ」した生活必需品が減ってきたほか、「良いモノは高くても買う傾向が出てきた」との指摘もある。【神崎修一、高橋直純、山口知】
大手百貨店が2日発表した5月の売り上げ速報は、前年同月比2.7%~7.8%減だった。
4月に比べると5.2ポイントから8.5ポイント改善した。日本橋高島屋で高級ブランドフロアなどを担当する越川友美子シニアマネジャーは
「宝飾品は3月に売れ過ぎたため、回復は秋までかかるとみているが、衣料品は徐々に戻りつつある」と回復に手応えを感じている。
高島屋でしか購入できない衣料品を充実させるなど、反動減を抑える努力も効果を上げているようだ。
総合スーパー、イオンの5月の売上高は前年に届いていないものの、食品を中心に売り上げは戻ってきているといい、
4月に比べて改善した模様。
業界では、「5月中旬からコメの売り上げが戻り始めた。6月になれば(反動減は)完全に終息するだろう」(ダイエー近沢靖英専務)と、
「駆け込み」の反動で一時的に落ち込んだ生活必需品の売り上げ回復に、楽観的な声も聞かれる。
ファミリーレストランを中心に飲食店は4月に続いて好調だ。ロイヤルホストの5月の既存店売上高は6.6%増と3カ月連続で
前年比でプラスを維持した。
「宇和島の真鯛ピラフ」(税抜き1680円)など期間限定メニューが好評で、同社は「少し高くても、食材にこだわったメニューが支持されている」と語る。
自動車業界団体が2日発表した5月の新車販売台数は1・2%減の36万3370台だが、4月の5.5%減からマイナス幅は改善。
軽自動車に限ると5.3%増で、11カ月連続でプラスを維持した。
東京トヨペット墨田店の5月の受注台数は42台と昨年より2台減ったが、早川成文店長は「目標はクリアしている。反動減の実感はない」
と自信をみせる。
家電量販店、エディオングループの売上高は4月、10.5%減った。
5月は冷蔵庫や洗濯機など白物家電を中心に前年並みまで回復しているという。
同社は「想定より反動減はない。ボーナス商戦が始まる6~7月はさらに上向くだろう」とみる。
表:消費税前後の売り上げ動向
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