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ヒマラヤの小国ネパールが、ヒマラヤの山々の一部を国内外の民間旅行会社にリースし、
観光客を呼び込むことを検討している。
目立った産業がない同国は、豊かな自然を利用して観光収入を増やしたい考えだが、
環境悪化を懸念する声も上がっている。
同国の観光・民間航空省によると、現在、約1500ある山のうち326の山が
登山客らに開放されている。同省は、開放済みの山も含め、登山道整備や自然保護
規制など必要な対応を協議し、リース対象となる山を絞り込むという。最高峰エベレスト
(8848メートル)に集中する登山客を分散させる狙いもある。同省関係者は本紙に
「ヒマラヤはネパールの貴重な観光資源。有効利用したい」と話した。
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